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Inhabitat.comによると、防衛産業のQinetQ社の無人航空機のZephyrが世界記録を更新し、FAIにて認証されたそうです。認証されたのは、連続無人滞空時間の336時間22分8秒で、無人航空機としては記録更新と言う事の様です。FAIでの認証は、細かくクラス分けがされており、今回はClassU(無人航空機)での認定です。なお、高度記録としては21562mと言う記録もでていますが、これはKENDALL社の29524mに及ばないため、記録更新にはなりませんでした。Zephyr自体は翼幅22.5mにソーラーパネルを敷き詰めた形式で、尾翼はT字型になっています。機体重量は50kg以上で、モーター駆動によるプロペラを推進力とします。
これが重要となるのは、実は紛争地域での偵察任務に必要なためです。昔で言えば、偵察機のU-2がこの任に当たっていた訳ですが、無人機としての任に当たるための、実験機としての性格が強いと思います。衛星程の高度ではありませんが、撃ち落とされにくい高度での精密偵察が可能で、なおかつ、万が一の際にも被害を最小限にとどめる事ができるのはかなり大きなメリットです。今後は、同種の機体の開発が続くのではないかと思われます。
参照:
Zephyr Solar Powered Plane Shatters Three World Records
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