現世代の戦車と言うのは発見される事を前提として、相手の攻撃をモノともしない厚い装甲と、反撃のための巨大な火力を持ちます。とは言っても、実際には正面装甲が主となっている訳で、航空機や水上艦艇がステルス技術の方に向かっている現在、そのままでもいいのかと言う議論もある訳です。今回、DARPAが公募するプロジェクト「GXV-T」では、より厚い防御層を求めての事です。このプロジェクトでは防御を主体としていますが、それは厚い装甲を意味するものではありません。改善目標は以下の点。
- 車のサイズと重量を50%減らす
- 車両を操作するために必要な乗組員を50%削減
- 車速を100%上げる
- 95%の地形を走破可能
- 被発見率の低減
つまり、地上走行に於いて無人化とステルス化を図り、装甲以外の防御手段を用意しなければならないと言う事です。果たして、それに伴う技術開発がどこまで進むのやらと言う感じがします。まさか、ジャパニメーションでよくあるバリヤーをはるとか…かな?
参照:
NEW GROUND X-VEHICLE TECHNOLOGY (GXV-T) PROGRAM AIMS TO BREAK THE “MORE ARMOR” PARADIGM FOR PROTECTION
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