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ロッキード=マーティン社から、高々度滞空型飛行船HALE-Dが試験飛行をした事が発表されました。HALE-Dとは、高々度長時間耐久性のデモを行なう機体と言う意味合いで、高々度に長時間とどまっていられることを示すための飛行船と言う訳です。そのために、本機には人は乗り込んでおらず、いわゆるUAVになります。上面には補助動力としての太陽電池パネルが敷き詰められており、発電された電力をバッテリに充電して動力としている様です。浮力は、ヘリウムガスで得ています。高々度とは言っても衛星軌道よりは遥かに下なので、長時間にわたる局地的な観測や、簡易的な通信中継基地等の用途が想定されます。もちろん、軍事/民間両方の意味で。確か、3月の東北太平洋沖地震で大変な事態になった携帯電話会社から、中継基地をこういう高々度に長時間とどまれる飛行船タイプにするなんて話が出た事がありました。もっとも、ヘリウムガスのトラブルから、目標としていた60000フィートの高度には達する事ができず、32000フィートにとどまった様です。
いつ見ても、こういう巨大な飛行船の発着シーンは感動的なものがあります。
参照:
High Altitude Airship demonstrates successful launch during abbreviated flight
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