月曜日, 4月 21, 2014

【MIT】フロート式原発は津波を乗り切れるのか?

MITから、原子力発電所の新コンセプトデザインが発表されています。とは言っても、堅固な岩盤の上に建設するタイプの発電所ではなく、沖合遠くに浮かべるフローティング式の発電所になります。確か、ロシアにも似た様なコンセプトの設備があったと記憶していますが。それはさておき、洋上遠くに置く事のメリットは、事故対策がメインになります。第一に沖合では津波の波高がそれほど高くはないことから、地震とそれに伴う津波の被害を受けにくい事。また、原子炉が海中にあるために冷却の問題が少なく、放射線漏れがあっても被害が周辺にとどめられる事等が挙げられます。もっとも、万が一の原子炉事故が発生した場合、避難経路が確保できないために上にいる作業員が全滅する可能性も高く、まだまだ再考の余地は多そうです。多分、発想の原点にあるのは海軍の原子力船で、航行能力をなくして、発電施設に特化した感じではないかと。ついでにフローティング構造にしちゃえば地震とか津波にも強くネ?と足し合わせると、こんなものになるんじゃないかと思うのです。現実的な対応はこれからと言う事になりますが、個人的にはよくできたアイデアとは思いますが、様々な欠点も見られるので、コンセプトの練り直しが必要と思います。

参照:Floating nuclear plants could ride out tsunamis

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