土曜日, 2月 12, 2011

非常用燃料電池

myFC社では、燃料電池による外部電源ユニット「PowerTrekk」を発表しています。ユニット内部は、燃料ユニットと水ユニットの2体構造になっています。水で満たした水ユニットと燃料ユニットをセットし、上側のグリーンの蓋を閉じれば発電が開始されます。出力はUSBバスパワーの形で取り出され、これに対応したデバイスへの充電が可能になります。ノートPCへの接続等は考慮されておらず、せいぜいタブレット端末やスマートフォンレベルへの充電が可能なくらいでしょう。常用型と言うよりも、非常用という感じですかね?アウトドナ等での使用が想定されている様です。販売価格/時期共に未掲載ですので、どのくらいの価格になるかで売れ行きが決まる様に思います。発電に使われるのは水と燃料(多分アルコール系)ですが、燃料パックとその中身の入手も問題視されそうです。
参照:PowerTrekk

100枚まで自動で処理します

最近は個人情報保護法の絡みで、シュレッダーの売れ行きがいい様なのですが、使っているといくつかの不満があります。それは、オフィスに置ける様な製品は一度に数枚程度の処理が目一杯で、それを終えてからでないと次の処理ができないと言う事です。安全のためにスリット幅が狭くなっているのも一因ですが、重要なのはそのために時間がかかる事と、すべての書類の処理が終わるまではその場に貼り付きになってしまう事です。そこで、このSTACK-AND-SHREDの登場です。この製品は、最大100枚までの自動処理が可能になっており、人は所定の位置に処理する用紙の束を置くだけで済み、処理が終わるまでそこに貼り付きになる事はありません。さぼりは別としても。プリンタやファックスで、ストックの紙が自動的に引き出されて、印刷の上で排出される、それに近いイメージで処理されます。気をつけておかなければならないのは、他のシュレッダーと同様にクリップやステップラーの針を外しておく事でしょうか。
こういう製品は、いままでありそうでなかった商品ですから、国内でも販売されて欲しい物です。
参照:SAY HELLO TO STACK-AND-SHRED TM

大学向けの警報システム端末

如何にもアメリカらしいなと言う商品が、Intelli Guard社の「RAVENAlert Keychain」です。簡単に言えば受信装置になりますが、これは同社のUmbrella Networkが導入された学校のネットワークが及ぶ範囲内では1日24時間、週7日接続された状態になり、万が一の事態に於いては
  • 大きな音による警告
  • 振動による警告
  • 警告メッセージの表示
を行ないます。言わば、ポケベルのアラーム版と言った感じです。昨今のアメリカの学校に於ける乱射事件を見ると、銃社会の恐ろしさを知ると同時に、被害の大きさに驚かされます。広いキャンパスの学校では、構内のどこかで発生した事件を、他の学部にいたら分からないで事件に遭遇してしまうと言った事もあり得てしまいます。そのために、学内での警告システムが求められたのだと思いますが、それを実現したのがこの端末と。日本ではあまり需要がないのは間違いないのですが、アメリカでは全くないと言えないところが恐ろしいです。
参照:RAVENAlert™ Keychain - Campus Emergency Alert

ゾンビジャーキー

ThinkGeekで怪しげな物が販売されていました。その名も「Zombie Jerky」ですから、ゾンビの干し肉?!別に生きている死体の肉と言う訳ではなく、説明書きによれば、照り焼きビーフジャーキーをゾンビの肉風に加工した物との事ですが、ゾンビの肉風って…。ま、まぁ、基本がビーフジャーキーなので、全く喰えないと言う事はなさそうです。もちろん、これを食べても生きている死体になる事はありませんし、ヴードゥー教の魔術師の下僕になる事もありません。オンラインでの販売価格は$4.99ですから、400円ちょっと位。ちょっと緑がかっているところがリアルというか、訳の分からん部分な感じがするので、ちょっと気になります。少なくとも、受けはとれますから、ジョークが分かる方の間ならば問題になる事はないでしょう。分からないと、大問題になる可能性を秘めていますが。
参照:Zombie Jerky

金曜日, 2月 11, 2011

乾電池で動作するスキャナ

サンコーレアモノショップで、乾電池で動作する「モバイルオートフィーダースキャナーA4」が販売されています。電源は単三乾電池が4本で、スキャン時にはPCを必要としません。最近のモバイルスキャナの多くがそうである様に、スキャン画像は最大32GBのmicroSD/SDHCメモリカードにJPEG形式で保存されます。使い方は簡単で、スリットにスキャンする用紙を差込めば、そのまま画像データとして取り込んで、メモリカードに保存します。miniUSBポート経由でPCと接続し、データの転送も可能です。このため、対応OSはWIndows XP/Vista/7,MacOSX10.4/10.5/10.6ですが、メモリカード経由でのデータ転送ならばLinux等でも利用できると思われます。解像度は300dpi/600dpiの切り替え式で、1枚あたりのスキャン時間は6秒程。スキャン幅は最大で210mmなので、A4サイズまでの取り込みは可能です。オンラインでの販売価格は12800円(税込み)です。手軽に使えるモバイルスキャナですが、実際の画像はPC/Macに転送してからでないと見られないので、ちょっと不便かもしれません。
参照:モバイルオートフィーダースキャナーA4

1台でも2台の充電が可能です

ベースとなる汎用の本体に専用アダプタを取り付ける事で、各機種に対応する様になっているiDAPTから、アダプタ一個だけが取り付けられる「IDAPT i1 Eco」が発表されています。この本体の先端には各機種用の専用アダプタ1基が装着できる様になっているために1の番号が与えられていますが、その側面にはUSBのコネクタが用意されており、USBバスパワー経由でもう一台のデバイスに充電する事も可能なので、同時に2台までのデバイスの充電を行なえます。各機種用のコネクタアダプタはIDAPTシリーズ共通で、オプションとして単独でも入手可能です。極端ですが、iPhone用のユニバーサルDockアダプタを先端に取り付けて充電しながら、USBバスパワー経由でiPodの充電が可能と言う事になります。2011年第二四半期に販売が予定されており、販売価格は€20程との事。
参照:IDAPT i1 Eco

「目的は?」「怪獣を倒す事です」「え?」

え、えーとぉ。どこから突っ込めばいいんだろう?正直なところ、何がしたいのかよくわかりません。米軍の正式アサルトライフルのAR15/M4/M16等のマズルブレーキの代わりに装着し、専用の鉄鋼弾を用いる事でゴルフボールを250ヤード以上も飛ばす事ができる装置だそうです。ガンスミスによる調整は必要なく、手軽に使えるのが売りみたいですが、複数の意味で何がしたいのかがよくわかりません。公称「紳士のスポーツ」であるゴルフの1打目の代わりに使うのならば、ゴルフと言うスポーツを小馬鹿にしている事になります。殺傷力を落とすのならば、専用のゴム弾がありますので、あまり意味をなしません。威力ある銀玉鉄砲と言うには、あまりにも威力があり過ぎます。正直、何のためのに必要なのか、銃社会の考える事はよくわかりません。オンラインでは$19.97で販売されています。
どこかで見た様な機能だなぁと思ったら、発射する物こそ違え、ウルトラシリーズの地球防衛組織が有する拳銃型の武器には、たいていこの種のアタッチメントが用意されていました。たいていは光線兵器として設定されていましたが、特殊な弾丸の発射等のために用意されていたと記憶しています。すると、これを開発したのは、ゴルフボールで怪獣を退治できると思ったマッドサイエンティスト??!!
参照:Weapons Gear » AR-15 » Accessories

iChairのカバーはVerizon版互換

iPad用のケースを紹介したiChair社の製品ですが、iPhone4用のケースがVerizon版と互換であると言う発表がありました。
同社製のケースのiPad版は2スタンド脚を装備していましたが、こちらは大きさの事もあって、1スタンド式です。スタンドは形状を工夫してあるため、縦横いずれの置き方でも問題はありません。ケースそのものは上下2ピース構成になっており、装着は非常に簡単になっています。当然、各種ボタンやコネクタ、カメラ部には開口部があり、操作を妨げる様な事はありません。上側のピースのみホワイト/ブルー/ブラックの3色が用意され、オンラインでの販売価格は$34.00です。
まぁ、普通に使えるケースと言えるでしょう。あちらではiPhone4のVerizon版がでてから、互換性に関する情報が出てきている様ですが、公表してくれないと困ります。さてさて、同じCDMAでも規格が微妙に違っていると言う噂を聞きますが、auからiPhone4は販売されるのでしょうか?
参照:VERIZON READY!!!

スピーカーとマイクを内蔵したマウス?!

韓国のmyw3.co.krで販売されているのが、IGM - 7000 と言うマウスです。元サイトがほとんど画像だけなので、翻訳があまり意味をなしませんが。簡単に書けば、ステレオスピーカーとマイクを内蔵したマウスです。接続はUSBケーブル一本なので、おそらくはマウスとサウンドデバイスとして認識されると考えられます。マウスとしては、動き検出に1000dpiの光学センサ。天板のカラーとしてはレッド/ブルーが用意されます。どうやらボタン数は5個の様で、左サイドには「進む」「戻る」ボタンがあります。明記はされていませんが、対応OSはWindows XP/Vista/7でしょう。右サイドにも2個のボタンがありますが、こちらは音量調節用です。上面にはマイクとサウンドミュート用のボタンが用意されます。あまりにもスピーカーとマイクが近いので、録音時のサウンドミュート必須と考えられたのでしょう。スピーカーは本体の両サイドに用意されます。推測ですが、マウスとしてはMacOSX/Linux等でも使用は可能で、サウンドデバイスとしての認識もされるのではないかと。「進む」「戻る」ボタンは汎用のドライバを使用すれば使えるのでは?
国内でも、スピーカーを内蔵したマウスがサンコーレアモノショップ等でも販売されていますが、ほとんどはスピーカーを内蔵しただけで、ケーブルはマウス用のUSBとは別に用意されていました。そう言う点では、USBケーブル一本で済むこのマウスの方がいい様に思うのですが、売れるかどうかは別問題ですねぇ。ただ、向きによって変わる左右チャンネルとか、明らかにこもるであろう音質等、問題はあると思います。
参照:IGM - 7000 (Google翻訳)

木曜日, 2月 10, 2011

Windows 7専用タブレット

サンワサプライ社から、USB接続のタブレット「TBL-01UBK」が発表されています。Windows 7専用と言う事で、ドライバのインストールは不要ですが、他のOSでの動作は保証されません。サイズ的には外形が136mm(W) × 126mm(D) × 8.7mm(H)と言うコンパクトサイズなので、本格的なタブレットによる作業を目指す物ではなく、エントリーレベルの製品と言えます。PCとの接続は、お約束通りのUSBで、筆圧検知は1024段階まで認識可能なので、そこそこ使えるとは思うのですが、やはり引っかかるのは使用可能領域の狭さ。実際の使用可能範囲は101mm(W) × 63mm(D)とさらに半分以下ですから、グラフィックの細かな作業を行うのには向かないでしょう。ただし、手書き認識やちょっとした作業を行って、タブレットとはこういうモノかと教えるにはちょうどいいサイズではないかと。オンラインでの販売価格は7329円(税込み)です。
参照:USBタブレット「TBL-01UBK」

リラックマ電子辞書

バンダイナムコから、キャラクター物の電子辞書として「リラックマ電子辞書」が発表され、オンラインストアでの予約が開始されています。初回生産分の300台は3月下旬頃の出荷が予定されており、予約そのものは4月28日までとなっています。実態はSIIのSR-G6001Mがベースになっており、こちらに収録されていた「デジタル大辞泉」、「新漢語林」、「ジーニアス英和大辞典[用例プラス]」、「プログレッシブ和英中辞典」、「オックスフォード現代英英辞典」、「ブリタニカ国際大百科事典」他はそのまま収録されています。画面はVGA解像度のモノクロですが、下品なカラー画面よりもこちらの方が見易いと言えます。SD/SDHCメモリカードスロットを1基備えており、ここに保存されたMP3形式の音楽ファイルを再生できるMP3プレーヤ機能も有しています。PCからの検索を可能にするPASORAMA機能や、名刺データを転送しての名刺ビューワ機能もあり、外形に惑わされては行けないと言う、キャラクター商品の典型の様に見えます。ケースそのものがリラックマのボディカラーの黄土色で彩られ、ディスプレイハウジングには顔が描かれています。起動画面や起動時に表示されるアニメーション、検索画面の12種類の壁紙はこの商品オリジナルの物で、それっぽい感じで作成されている様です。予約価格は39800円(税込み)。
参照:リラックマ 電子辞書

4機能をボールペンの形状に統合

Gadget4allで、ワイヤレスのリモートコントローラとレーザポインタ、ボールペンの合体業みたいな、かなり強引な製品の価格改定があった様です。PCとの接続は専用のレシーバを使用し、対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、いささか古めの商品なのか、それとも動作確認がなされていないのか。本体は長めのボールペン状の製品で、実際、ボールペンとタッチパネル用のスタイラスの2-in-1になっています。PageUp/Dnの2キーとレーザー照射用ボタンが用意されており、基本的にはプレゼン用として考えられています。まぁ、リモコンと言っても、実質的には2ボタンのみですから、前後のページへの移動くらいしかできないんじゃないかと思います。でも、一応レーザ照射が可能ですから、お子様の手の届かないところに置いておくべきですよ。オンラインでの販売価格は$12.00になっています。在庫処分価格かもしれませんね。
参照:4 in 1 USB Pen Wireless Presenter

Mac miniサーバ用ラックマウンタ

XServeは1月末を持って販売終了となり、1Uラックマウントサーバの歴史は終了した訳ですが、その代替え機としてアップルが用意したのがMac mini Server(Mid 2010)です。ところが、Mac mini Serverの問題点としては1Uラック以下のサイズであるにも関わらず、取り付け金具等がないためにラックマウントができない構造である事があげられます。つまり、サーバーであっても、サーバールーム内には置きにくいサーバだった訳です。そこで、SonnetTech.社が出してきた回答が、この2台置きのマウンタ「RackMac mini」です。これならば1Uラックマウントで2台同時に置けますので、台数が必要な場合にはこれで対処できます。また、正面にはスリットがあるので、光学ドライブを搭載する通常のMac mini(Mid 2010)でも使用が可能です。冷却風は正面下とスリットから内部に入り、背面側に抜ける構造になっています。オンラインストアでの販売価格は$169.95です。管理はリモートデスクトップでも、VNCでもできますから、運用は楽だと思います。
参照:RackMac mini

財布が堅くて何が悪いんやぁ!

科学者とかデザイナーなんて言うのは、既成概念を崩すところから考えが始まると言う意味合いの言葉を見かけた事がありますが、この財布はまさにそんな感じのデザインです。財布と言えば、普通は革製にしろ、布製にしろ、柔らかいと言うのが通り相場だと思います。クレジットカードを同時に入れる様な製品であったとしても、です。Wintercheck Factoryで販売されているWILLIAM Walletはその既成概念を崩した「堅い」財布です。基本的には2枚のプレートをゴムで繋いだ簡単な構造で、間に札やカードを挟む形式をとります。小銭を入れる余地がないのが珠に傷ですが、カードが曲がったり、折れたりする様な事態は回避できます。また、ゴムで挟んでいるだけなので、SUICA/PASSMOを入れておく事で電子マネーによる支払いができるので、案外と小銭を持ち歩く機会は減るのかもしれません。743個が生産され、$30程の価格だそうです。やっぱり、上下から中身が漏れそうなのが問題ですかね?
参照:WILLIAM WALLET

水曜日, 2月 09, 2011

電動バイクで最高速度254km/h

最近は、モータースポーツ界にも電動車が入り込んでいることが多い様で、電動のバイクも多く出ている様です。SWIGZ.COM Pro Racing(サイトは現在構築中)は電動バイクでWERA racing actionに参加し、ガソリン車に混じって好成績を収めた様です。最高速度は158マイル/時ですから、254km/hに相当しますか。ガソリン車に比べて、走行中の重量変化が少ないのが、ライダーの負担を減らしてくれたのかもしれません。
ただし、バッテリを後部キャリーにも搭載して走る様は、まるで都下を走るバイク急便のアンちゃんの様。街中を走るアンちゃん達とは比べ物にならないくらいのスピードでしょうが、静止画ではそっくりに見えます。
参照:HISTORY MADE AT AUTO CLUB SPEEDWAY!

Verizon版iPhone4用ケース

ご存知かどうか、米国Verizon社向けのiPhone4は、単なるCDMA対応版ではなく、既存のAT&T版のiPhone4と中身/外身共に違っています。中身についてはiFixitで分解記事が掲載されているのでそちらに任せるとして、各ボタンの位置が微妙に違っているらしいのが引っかかります。微妙な違いなので、従来のケース、特にシリコン樹脂系の柔らかいケースではなんとか使えることもある様ですが。このケースは開口部を広くとることで、両製品に対応したモデルです。180度回転するベルトクリップが付属し、スピーカー部はメッシュ状になっているので、聞き取りにくくなることもありません。全体はシリコン樹脂製で、比較的柔らかい製品の様です。配色は黒を基調としており、全体が黒のモデルのみが販売価格$49.99で用意されます。オプションでピンク/グレー/レッドが用意されていますが、ちょっと色調にもよるんでしょうけれど、いくら何でもピンクは合わない気がします。
参照:Verizon iPhone 4 Ballistic HC Series Case

iPhone用ゲームパッド、ようやくリリースへ

2008年半ばに発表があったきり、なかなか商品化がなされなかったiControlPadですが、ようやく予約と販売が始まった様です。多分に開発が遅れたのと、iPhoneの形状の変化があったことで、リリースが遅れたのだと思われます。実機は横に太らせたゲームボーイの様な感じがありますが、表面にはデジタルジョイパッドが1基、アナログジョイパッドが2基、ボタンが6個。裏面には、ボタンが2個用意されます。Bluetooth接続のため、スロットにマシンを挟む必要はないので、ゲームパッドをサポートしたBluetooth搭載のAndroidマシンと、JailBreakしたiPhoneで動作します。内部には1500mAhのバッテリが内蔵され、USBバスパワーで充電されます。2月中の発送が予定されており、現在の予約価格は$75程とのことです。
参照:iControlpad BT

簡単に生産できる(かも知れない)太陽電池

北陸先端科学技術大学院大学は、同大学のマテリアルサイエンス研究科の下田教授の研究グループが世界初の液体シリコンによる太陽電池の作成に成功したと発表しています。未だ研究室レベルの試作段階なので、効率等は現在市販されている化学気相成長法等を用いた太陽電池に比べれば圧倒的に低いと言う事実を認識しておく必要がありますが。これから研究が進めば、さらに効率を上げることも可能でしょう。そもそも、太陽電池の初期の効率の低さを考えれば、ましだと思えるレベルですし。この技術が画期的なのは、液体状のシリコンを使用した薄膜半導体の作成が可能と示したことで、これにより太陽電池を始めとした様々な半導体製造に応用できる可能性がでてきます。基本的に、太陽電池は半導体ですから。従来はこういう方法が使えなかったため、ガス状にしたシリコンの積層による化学気相成長(CVD)法等で生産されていた訳ですが、それがより簡易な方法で生産できる可能性が出てきた訳です。とは言っても、まだまだ研究途上であり、明日にでも半導体生産プロセスが切り替わると言うことではありません。実際に我々の身近にくるのは、かなり先だと思われます。
参照:世界で初めて液体シリコンを用いた塗布プロセスにより高性能の太陽電池の作製に成功

火曜日, 2月 08, 2011

俯瞰するスキャナ

ノバック社から俯瞰型のスキャナ「Simply Scan A3 (NV-PS500U)」が発表されています。このスキャナは、上側にデジタルカメラの様な500万画素のイメージセンサがあり、上から俯瞰する形式で画像を取り込むのが特徴です。元々、被写体との距離がとれる構造なので、立体物でも問題なく取り込むことができます。また、高さを変えることでスキャン領域を広くとることもでき、最大スキャン範囲はA3版程度の広さになります。また、フラットベッドスキャナの様に設置面積を広くとることも無く、収納時には非常にコンパクトになります。逆に言えば、この構造上、どうしても端になるほど画像歪みが発生し易くなること、フラットベッドスキャナの様に1枚の紙を奇麗にスキャンしにくいこと等が問題点としてあげられます。紹介ページには、半ば無理矢理に自炊が可能であるかのごとくに書かれていますが、そう言う用途だったらフラットベッドタイプの方が100万倍くらいは楽でしょう。むしろ、立体物の撮影等、フラットベッドタイプのスキャナではできないスキャンに使う方がいいと思います。専用スキャニングソフトがあるため、対応OSはWindows XP/Vista/7。USBバスパワーで動作し、分解能は約96dpi。特殊な形状のスキャンが必要な方向けの商品ですね。
参照:Simply Scan A3 (NV-PS500U)

単独でも録音可能なアナログディスクレコーダ/プレーヤ

ノバック社からアナログレコードを手軽にデジタル化するためのプレーヤ/レコーダ「デジタルサウンドメーカー(NV-RP003U)」が発表されています。PCとはUSB接続され、同梱の録音用ソフトをインストールして、MP3/WMA/WAV等のファイルに保存することができます。そのため、対応OSはWindows XP/Vista/7に限られています。もっとも、アームのアップ/ダウンまでソフトから制御できる訳ではないので、何らかの録音ソフトがあれば他のOSでも使用は可能になると思われます。EP/LP盤に対応しており、ターンテーブルはベルトドライブ。単独でも前面にあるUSBポートに装着したフラッシュメモリやSD/SDHCメモリカードにMP3形式で録音ができますので、別にPCが絶対的に必要と言う訳ではなさそうです。つか、メモリカードを介してデータを取り込むのならば、MacOSX/Linuxでも使えるじゃんと言う訳です。SD/SDHCメモリカードは最大16GBまでで99フォルダ/999ファイルまでと言う制限があります。mini/microメモリカードはアダプタを介して使用可能になっています。3.5mmφのヘッドフォンジャックによる入出力が用意されているので、外部機器の録音も可能です。店頭予想価格は12800円程で、2月18日からの販売が予定されています。まぁ、思い出した様に出てくるUSB接続のプレーヤですが、単独で録音可能なところが進化した点でしょうか。USBフラッシュメモリも、SD/SDHCメモリカードも安くなりましたしね。
参照:Record to Direct DIGITAL (NV-RP003U)

い、いんふぇるの…

CoolerMaster社の日本法人から、CMStormブランドのゲーミングマウス「Inferno」が国内販売開始のアナウンスが出ました。米国では昨年8月頃のアナウンスですから、半年遅れになりますが、多分、それだけ品薄だったのだろうと。基本仕様に変更は無く、4000dpiのStorm Tactical™レーザセンサの搭載、128KBの内蔵Sentinel-Xメモリに設定プロファイルを3個記録できる機能、マクロ機能とスクリプトのサポート等々、かなり多機能な製品に仕上がっています。ボタン数の9個はプログラマブルで、上面の一個はセンサの分解能切り替えに使われます。内部のイルミネーションは赤で、黒の本体にはよく映えます。また、本体右側にはふくらみがあり、長時間のプレイでも不快感を感じない様に配慮されています。このふくらみがないと、爪の先が床面をこすって、あまりいい気分ではないんですよね。専用の設定アプリが必要になるため、対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7のみ。他のシステムで動作させるにしても、一度Windows環境で設定する必要があるかも知れません。2月18日からの販売が予定されており、オンラインでの販売価格は6500円程。
Spawnの販売は、未だ先になりそうですかねぇ。
参照:CM Storm Inferno

SRSLabs.のサラウンドアダプタですが…

SRS Labs.からiPad/iPhone/iPod touch用のサウンドアダプタ「iWOW 3D」が販売されています。要するに、iPad/iPhone/iPod touch専用のサラウンドアダプタと言う訳です。iOS3.1以降に対応しており、接続はユニバーサルDockコネクタ経由で行ないます。専用のアプリが必要なので、ユニバーサルDockコネクタ装備のiPodはtouch以外では対応ができません。アダプタの先には3.5mmφのミニヘッドフォンジャックがあり、ここにヘッドフォンを接続して使用します。iPadに装着すると、今ひとつ間抜けに見えてしまうのは気のせいではないと思いますが。多分、曲線を多用したデザインが、直線の多いiPad/iPhoneiPod touch等と合いにくいと言うのはあるでしょうが。フェースプレートが4枚用意されており、簡単に嵌め込める様なのですが、色合いはちょっと微妙な感じ。つか、現在のイメージとは微妙に合いません。オンラインでの販売価格は$79.99。音質等はさておいても、やはり微妙な違和感を感じずにはいられませんね。
参照:iWOW 3D Combo for iPod, iPhone & iPad

X-47B初フライトに成功

ノースロップーグラマン社から、米軍の無人爆撃機の実験機であるX-47Bの初フライトの様子がYouTubeに上がっていました。当然、下に貼っておきます。初フライトと言うことで、脚部を出したままのフライト。ムービー自体も1分ちょっとと言う短いものですが、意外と軽く飛べるものと言う印象があります。B-2爆撃機にちょっと似ているけれど、独特の翼の形状は下面からの撮影でよくわかります。実験機なので、これから様々な実証実験が行なわれることと思います。
本当は、実験機だけで済めばそれに越した事は無く、発展型の爆撃機が開発されないことを祈るばかりなのですが。それでも、Xシリーズ実験機はかなり特異な形状も多く、ユニークな技術開発で航空機史上に様々な成果をもたらしてきたので、今回もそう言う技術開発が行なわれることを楽しみにしています。
無人によるコントロールは、かなり軽快な運動性能をもたらすと思うのですが、このクラスの様な巨大な無人機でどこまで実証できるかと言うのが目下の最大の注目点です。
参照:X-47B first flight update, making history - and new video

フリップ式のフラッシュメモリ

ActiveMediaProducts社は、USB接続のフラッシュメモリにちょっと変わったデザインを混ぜ込んでくるユニークな会社なんですが、今回はフリップ式のデザインのフラッシュメモリを投入してきました。上側の蓋全体がコネクタカバーの役目も果たしており、閉じてしまえばコネクタ端子全体もカバーされます。コネクタ自体は薄型なので、金属端子がむき出しな訳ですが、このカバーでショート等の被害は防げることになります。4GB/8GBの2機種が用意され、USB1.1/2.0/3.0に接続可能となっていますが、実際にはUSB2.0に対応したフラッシュメモリなので、USB3.0/5Gbpsには対応していません。対応OSはWindows 98/XP/Vista/7,Linuxですが、Macサポートと書かれていたり、Windows 98がサポートでWindows Me/2000が未サポートかよって言う突っ込みどころは満載です。オンラインでの販売価格は$14.95/$21.95です。
参照:FLIP USB Drive - Ultra-slim Pivot

CoolerMaster社のゲーミングマウス

CoolerMaster社から、ゲーミングマウス「Spawn」が発表されています。上面が渋めの赤、ボタン類には黒のABS樹脂が用いられ、サイド部分は黒のラバー製。ゲーミングマウスのひとつの流れと言ってもいいくらいの、割りといい感じのデザインです。特に本体右サイドに薬指が乗る程度のふくらみがあり、長時間のゲームでも疲れない様に工夫されています。普通に使う際でも、このふくらみは重要なんですが、大きさ的には小指まではカバーできないかもです。動き検出には分解能3500dpiのStorm Tactical Optical Sensorが搭載され、上面の専用ボタンで800dpi/1800dpi/3500dpiの解像度に切り替えが可能です。このセンサにはアンチドリフト機能があり、精度そのものはレーザセンサ並に上がっている様です。最近のゲーミングマウスで採用例が出てきたOmron社の高耐久性スイッチを採用したクリックボタン、メーカー名不詳ながらも日本製のステップエンコーダ等、割りと日本のパーツが採用されています。ボタン数は7つで、うち二つが分解能切り替えに使われるため、実質的には5ボタンマウスと大差ないことになります。ゲーミングマウスのお約束で、マクロの登録/実行機能がありますが、専用のドライバが必要なため、明記はされていませんが対応OSはWindows XP/Vista/7あたりでしょう。MacOSX環境で使えるかは不明ですが。
SteelSeries社のIKARIがちょうど競合する様な製品です。はっきり言って、一般的なマウスよりも握り易いことは間違いないでしょう。
参照:Cooler Master Storm Spawn mouse

月曜日, 2月 07, 2011

ネットワークスナップスキャン?!

富士通から業務用の「ScanSnap N1800」が発表されています。正面の大型の液晶画面が目につきますが、これはタッチパネルになっており、基本操作はここで行ないます。また、必要な文字入力も、タッチパネル経由で行なうことができます。個人向けと言うよりも、企業/業務向けと言った方がいい商品で、単独でのGoogleドキュメントへのアップロード機能や、Evernoteとの連携機能等が用意されています。スキャンしたデータを、ネットワーク上のサーバにアップロードしたり、プリント/FAXサーバを介して印刷したり、電子メールで送信したりすることができます。ネットワークスキャナの別名に恥じない多機能ぶりと言えましょう。また、複数台の導入の場合も、専用プログラムでネットワーク経由で管理することができるので、一括管理や自動監視等の機能によって消耗品やアップデート等も楽になり、導入する企業にとってはかなり良い案件ではないかと思います。問題はそこまで導入するのには費用がかかることですが。光学スキャナの分解能は600dpiで、最大読み取りサイズはA4版。両面にスキャン用CCDが用意され、同時に読み取りが可能です。片面なら20枚/分、両面ならば40面/分で両面にしても速度が落ちません。ネットワークは有線のみですが、10BASE-T/100BASE-TXに対応します。オンラインストアでの販売価格は178000円です。
集中管理と自動監視が目新しい機能で、ネットワーク経由での使用が大前提ですね。もっとも面倒なところを改善することができるので、かなり管理する側には優しい、支払いは厳しいモデルになっています。
参照:N1800 製品情報

バッファローコクヨサプライ社の多機能タイプのマウス

バッファローコクヨサプライ社から、複数のマウスが発表されています。ここで取り上げるのは多機能タイプのBSMBW03シリーズ、BSMBU03シリーズ、BSMBU02シリーズの3シリーズです。これら3シリーズには共通でBlueLEDが搭載されています。短波長の青色LEDを搭載することで読み取り精度を向上させ、ガラスの上でも利用できるのが売りですが、まぁ他社にも同等の製品がありますから、宣伝コピーとしては今更感がない事もないです。製品の更新だと思えば、取り立てて言う程のこともありませんが。いずれも設定用のドライバが必要なため、対応OSはWindows XP/Vista/7のみ。多ボタンマウスとしてはMacOSX等でも使用が可能と思われ、汎用ドライバの使用で「進む」「戻る」機能も実現できると思われます。
BSMBU02シリーズは有線の5ボタンマウスで、記載がないのでチルトは未対応。オンラインでの希望小売り価格は1990円です。BSMBW03シリーズとBSMBU03シリーズは6ボタンマウスで、左サイドの2ボタンに、左クリックボタンの縁に1ボタンが用意されます。チルト対応のスクロールホイールが装備されます。両者の違いは接続で、前者が2.4GHz帯を用いるワイヤレス方式なのに対して、後者はUSB接続です。オンラインでの希望小売価格は4680円/2660円です。縁のボタンが認識されるかどうかは怪しいところですが、チルト機能が欲しければこの2社からの選択になります。
なお、紹介ページには何度も出てきているので紛らわしいのですが、動き検出がBlueLEDで行なわれるのであって、接続がBluetoothと言う訳ではありませんのでご注意ください。
参照:無線(2.4GHz)BlueLEDマウス 6ボタン/横スクロールタイプ「BSMBW03シリーズ」
参照:有線BlueLEDマウス 6ボタン/横スクロールタイプ「BSMBU03シリーズ」
参照:有線BlueLEDマウス 5ボタンタイプ「BSMBU02シリーズ」

地上を駆るハンググライダー?!

かなり変わった形状ですが、これはきちんとした乗り物です。言ってしまえば、地上を走るハンググライダーでしょうか。搭乗者は上側にあるフレームに吊られる形式で、動力としてはペダル等の機械的な部分は無く、吊られた人間の上下動を前進力に変えて進みます。搭乗者が上下に揺すると、前進すると言った感じでしょうか?もちろん、これだけでは進むのにも一苦労と言った感じになりますので、通常は坂道を下る様な感じになるでしょう。その方がスピードも出ますし、左右に曲がる時には体重移動で行ないますから、ハンググライダーのイメージにも近いでしょう。でも、これは普通の街中では走れないし、かなり広大な専用の走路が必要になると思いますけども。見ている分や、乗っている分には楽しいかもしれませんね。本人は完全に空中に浮く形ですし、地上にあってハンググライダーに乗っている気分が味わえますから。
参照:StreetFlyer

「冒険野郎マクガイバー」では箸は使ってないだろ!

「冒険野郎マクガイバー」と言えば日本でも放映されていたTV作品ですが、主人公がピンチを脱する際にクリップを多用するので、それをパロった商品が出ていることもありますが。ReadyMade.comで紹介している、「今回のマクガイバーの冒険」は割り箸でiPadのスタンドを作成する、です。かなりいい加減な紹介なので、「世界の料理ショー」かと思いました。おい、スティーブ。今日の客はノリが悪いぞ!簡単に書けば、割り箸にドリルで穴をあけ、ノリとボルト/ナットで固定して、それを組み合わせると言うことですかね。割り箸と言っても、その辺の立ち食いそば屋等においてあるものではなく、菜箸に近い長さのモノの様です。割り箸のうちの1本は、背面に回してスタンド脚代わりになっています。よくやったものだとは思いますが、素材に割り箸を持ってきたところがミソでしょう。
参照:MacGyver challenge: iPad Holder

点字腕時計の開発にご協力を

KickStarterはたまにすごいアイデア商品が眠っているので、侮れないところなんですが。David Chavez氏が出資を求めているのは、なんと点字の腕時計です。4桁(?)の点字で時刻を表示する様になっており、各桁は4個の凹凸で数字を示します。利用者は、中央の溝に沿って指をはわすことで、現在の時刻を知ることができると言う訳です。現代の技術のおかげで小型化できましたが、一昔前ならばこの数倍の大きさが必要だったのではないかと思います。
昔、視覚障害者向けに音声で時刻を知らせる時計が販売されたことがありました。音声で知らせること自体は悪くなかったのですが、やはり雑踏等では聞き取りにくかったこと、静かな場所では逆にうるさく感じられること等の理由で、消えて行ったと記憶しています。この点字方式ならば聴覚障害を持っている方でも比較的分かり易く、周囲の音にも左右されないため、かなり需要が大きいでしょう。大手の時計会社の方が、この企画に賛同して、協力してくれるといいのですが。
参照:Haptica Braille Watch
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