サンワサプライ社から、USB-C接続のマルチ変換アダプタ「AD-ALCMHL」「AD-ALCMVL」が販売されます。両機種はほぼ共通のデザインで、ホストマシンとの接続用にUSB-Cケーブルが直接生え、外部からの給電を受けるためのUSB-Cが1ポート用意されます。両機種の外観上の違いは接続ディスプレイ端子の形式がアナログのVGA端子なのか、デジタルのHDMI端子なのかの違いになります。前者はアナログ音声出力用にヘッドフォンジャックが用意されますが、後者はHDMI経由でのデジタル音声出力専用となります。また、仕様上の違いとして、HDMIは4K出力対応、VGAはフルHDTVまでの対応になります。そのほかは共通で、USB-Aが1ポートとGIgabitEthernet対応の有線LANポートが1ポート、外部からの給電を受ける兼用のUSB-Cが1ポート配置されます。USB-Cはノートパソコン用の充電アダプタを接続することでホストへの給電も可能になります。兼用ということにはなっていますが、実質的には充電専用口ということになるでしょう。とりあえず必要なポートは揃っているので、最近のMacBookをはじめとする各種ノートパソコンと併用するにはいいんじゃないかと。オンラインでの販売価格は14688円(税込)です。iPadProに対応しているかが気になります。
参照:USB Type C-HDMIマルチ変換アダプタ with LAN「AD-ALCMHL」
参照:USB Type C-VGAマルチ変換アダプタ with LAN「AD-ALCMVL」
完全ワイヤレス型のイヤフォンも各社から数多くリリースされてきましたが、あまり注目を集めていないように見えるのが充電ボックスです。基本的にはバッテリのサイズと容量からほぼ形状が特定されてしまうわけですし、それほど形状にこだわる必要もないところだとは思います。ところが、他製品との差別化という点で、ここに注目したメーカーがあります。Klipsch Audio社がそれで、CES2019で発表した「T5 True Wireless」に用いられる充電ボックスはまるでZIPPOライターのようです。表面に美しい金属っぽい光沢があり、持ち歩いて傷つけることがかなり怖いです。プラスティック製の充電ボックスであれば、多少の傷くらいでは気にも留めないでしょうが、こういった金属の外装だとものすごく気になりますね。過去にネックバンド型などのワイヤレスイヤフォン製品はありましたが、「T5 True Wireless」自体は同社初の完全ワイヤレスタイプのようです。イヤフォン部分はカナル型、耳への固定はイヤーキャップのみのようです。まだ商品が発表されたばかりで、具体的な仕様などが発表されたわけではないのですが、サードパーティでこういった充電ボックスを作ってくれないかと思う今日この頃です。金額は、恐らくは$199で、この春に販売予定ということは発表されています。国内でも販売されるといいですね。
参照:KLIPSCH TO DEBUT NEW TECH-FOCUSED AUDIO SOLUTIONS AT CES 2019
TEC社から、真空管を用いたミニアンプ「TFCAMP-02 MINI USB AMPLIFIERが販売されています。奥側に並列に置かれた真空管は6C3で、総合出力は左右15wずつ。それほど大出力という訳ではありませんが、スピーカーをバナナプラグで直接接続出来ます。入力はRCAピンプラグによるライン入力が1系統、ヘッドフォンジャックが1系統の他に、PCと接続するUSBが1系統有ります。また、側面にはSDメモリカードスロットも1基用意されており、メモリカード上のMP3ファイルの再生が可能です。とはいえ、内蔵されるDACは48KHz/16bitなので、ハイレゾ音源対応とはいえませんが、割り切って使うのであれば、実用上はそれほど問題はなさそうに思います。いわば、PCと組み合わせて使うにはちょうどいい塩梅のアンプで、無理に上を目指していないところが良い感じです。真空管アンプの入門用には最適ではないかと思います。出力はバナナプラグによる左右スピーカー出力の他、ヘッドフォンジャックが用意されます。本体色にブラック・ホワイトが用意され、店頭予想価格は26784円(税込)です。現在使用しているアンプの買い換えを考慮しているのであれば、汎用的にも使えますし、良さげでは有ります。
参照:TFCAMP-02 MINI USB AMPLIFIER