木曜日, 8月 28, 2008

少容量&ローコスト戦略

サムスン社からネットブックやネットトップPC等に向けた、少容量&ローコストなSSDが発表されています。現在、SSDはハードディスクに取って代わるべく、大容量化/高速化の方向に進んでいますが、その分だけハイコストの方向に進んでいるとも言えます。一方で、ネットブック/ネットトップPC等のような大容量のドライブは不要であるとする需要が台頭しつつあるのも事実で、起動に十分高速なドライブの需要も増えつつあります。サムスン社が出してきた回答は、ネットブック/ネットトップPC等の需要を賄うための、少容量&高速なSSDの提供という事です。
サムスン社が用意している容量は8/16/32GBの3機種で、読み込み時の転送速度は共通の90MB/Sec、書き込み時の速度はそれぞれ25MB/Sec,45MB/Sec,70MB/Secとなっています。性能としては、最新の製品には適いませんが、実用上は十分に高速で、その辺のハードディスクよりもよほど高速になります。もっとも、キャッシュメモリとして32MBのDRAMを搭載し、4チャンネルのコントローラを採用しているために出せる速度ですが。インターフェースはSATAII。画像を見るとわかりますが、従来のどのサイズのドライブとも違うサイズになっています。価格についてはOEM向けとして明かされてはいません。32GBと言えば、システム領域としては十分ですから、コストだけの問題となるでしょう。多分、ライバルになるのは、独自形式のインターフェースを用意するサンディスク社の製品あたりでしょうか。
参照:Samsung Introduces High-performance, Low-density, SATA II SSDs for Low-priced PC Market

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