OCZTech.社から、内部構造を見直したSSDの新シリーズ「Apex」が発表されています。このApexシリーズではMLCを採用しているにも関わらず、内部のRAID0構造を見直して、高速化を計ったシリーズになっています。結果、シーケンシャルリードで230MB/Sec、シーケンシャルライトで160MB/Secと言う超高速度を実現しています。インターフェースはSATAIIですが、そろそろ規格上の上限(300MB/Sec)に近づいていますので、新たな規格が制定されるかもしれません。外形は2.5"HDD物理互換で、用意される容量は120GB/250GBの2機種のみとなっています。
まぁ、MLCの基本的な高速化の技術は、内部での多チップ並列アクセスにある訳なんですが、確かにこの構造はRAID0(ストライピングモード)に近い考え方ではあります。実際のRAID0との違いは、RAID0が複数のドライブを使用するのに対して、MLC採用SSDではチップ単位でそれを行っていると言う事くらいです。この辺りの構造を見直した様で、結果スピードが少し上がったと。と言うか、この辺りのスピードだと、10〜20%程度の速度差は全く関係ないくらいですから。最近は、SSDの価格競争が激しいので、実売価格がいくらくらいなのかが気になります。
参照:OCZ Apex Series SATA II 2.5" SSD
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