今日、SSDと言ったら、ほとんどの方が思い出すのはフラッシュROMを使用した製品でしょう。過去に於いてはi-RAMシリーズ等のRAMベースのSSDも存在していました。DDR Drive x1はRAMベースの持つ信頼性/スピード/寿命等のメリットと、フラッシュメモリの持つ不揮発性のメリットの両方のいいとこ取りを目指したかなり特殊なSSDになります。まず、この製品の接続インターフェースはSSDとして一般的なSATA系ではなく、一部の製品でも採用されている高速インターフェースとしてのPCIExpress x1です。構成は4GBのRAM(1GBx4)と、4GBのフラッシュROMの組み合わせになりますが、外部から見えるのは4GBとなり、データはいったんDRAMに書き込まれています。その後、フラッシュROMへのバックアップが行なわれる形式になり、不揮発性と高速性/信頼性の両立が可能になっている様です。大容量のオンボードバッファリングでもなく、ミラーリングでもないため、構造としてはかなり特殊です。公式なベンチマーク結果では、リードが215MB/Sec以上、ライトが155MB/Sec以上となっています。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7(RC)及びServer2003/2008、Linuxのドライバは将来的にリリースされるそうです。一般的な利用にはあわないかもしれませんが、技術的には非常に面白いところを目指した製品だと思います。
参照:DDR Drive x1
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