自然エネルギーの利用の例としてあげられるのは、地熱/風力/太陽光が筆頭ですが、現在実用化されている中では風力が増えているんじゃないでしょうか。ただし、タービンブレードと台座による不快な低周波振動や、万が一の事故の際には物理破壊の規模がシャレにならんと言う欠点も併せ持ちます。もちろん、風量/風向ともに、自然任せだと言う事も。現在、MITがAltaeros Energies社とアラスカで実験を開始したのが、この欠点も併せ持つ風力発電機です。ただし、違うのは地上に屹立している形式ではなく、気球として空に浮かべてしまおうと言うところです。空中ならば不快な振動も地上に伝わりにくいでしょうし、十分な大きさのタービンにする事もできると言う事でしょう。多くの欠点も、これで改善されると見込まれていると思います。反面、地上への固定が事故等で切れてしまった場合、その事故による被害が甚大になる事もあり、その辺りの検証も行われるのではないかと。何しろ、実験地はアラスカで、人がほとんど住んでいない土地の様ですから、万が一の事故でも問題は少なそうです。日本では導入が難しいかも知れませんが、うまい結果が出てくれるといいと思います。
参照:Altaeros Energies
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