AppleTVの販売が開始されましたが、いろんな事が分解されてわかってきた様です。特に、本体アーキテクチャがLPIA(Low Power Intel Architecture)ベースになっているらしい事、この上でOSXが動作する様にさせられる事が大きなところでしょう。前者は、この種のハードウェア分析を良くやるImpressのPCWatchでバラシが行なわれており、どうしてもCPUとサウス&ノースブリッジチップのダイサイズが従来製品とは合わないようだと言う結論が出ています。消費電力等を考慮すると、未発表のLPIA製品が使用されている可能性が高いと言う事だそうです。彼らの言によれば、「光学ドライブがないだけのフルPCアーキテクチャ」だそうなので、今後は別のハッキングが行なわれる可能性があります。
AppleTV向けにOSXをインストールするには、もう一台のIntelMacが必要になり、手順は以下の通りだそうです(
EngadgetJapan)。
- バラしてHDDを取り出す(バックアップしておく)。
- 普通のMacにつなぐ。
- OS X (インテル版)をインストール。起動してアップデート&適当にセットアップ。
- カーネルをHackint0sh.orgにあるものと入れ替える(いまのところRapidShareに飛ばされますがそのうちミラーも増えるはず。変なものを拾わないように注意)。
- /System/Libary/Coreservices/boot.efiをバックアップしておいたApple TV OSから書き換える。
- blessで起動設定& Nvidiaのカーネルエクステンション(kext)を削除。
- Apple TVにHDDを戻して起動。
この手順でわからなければ手を出さない方がいいでしょう。なお、これで確認できるのは、1GHzのCPUが搭載されており、256MBのメモリが搭載されていると言う事です。仮にLPIA準拠だとすると、CPUのキャッシュメモリは512KBまで、グラフィックチップが搭載されていますが、Mac miniか、MacBookに近い構成の様です。OSXのフルセットが動作する以上、AppleTVそのものがOSXのサブセットで動作しているのではないかと推測されます。もっとも、いくら価格的には魅力があったとしても、光学ドライブやメモリ等の拡張性を考慮すると、実用的なOSXマシンとしてAppleTVを検討する必要はありません。Mac miniやMacBookの方が遥かに実用的と言うものです。
iPhoneといい、AppleTVといい、ここのところは組み込みシステムとしてのOSXの移植が続いています。もしかすると、Leopardはそういう方面にもアピールするために、遅れているのかもしれません。
参照1:
Apple TVハック:フルバージョンOS Xが起動参照2:
■笠原一輝のユビキタス情報局■Apple TVハードウェアレポート
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