OCZTech.社から、PCIExpressバスに直結するタイプのSSD「Z-Drive R2シリーズ」が発表されています。このシリーズはP88/P84/M84の3シリーズに細分化されてはいますが、基本的にはPCIExpress x8スロットに装着して使用するボードタイプのSSDになります。一見すると、ノートPC用のメモリスロットにDRAMが取り付けてあるかの様に見えますが、これがフラッシュメモリになります。SATAコントローラ1基につき、2スロットを制御する形式になっている様です。回路構成はボード上にRAIDコントローラがあり、その先にSATAコントローラが配置され、その先にSSDというちょっと複雑な構成です。
P88シリーズは8個のSATAコントローラを持ち、上下2段の構造になります。ホットスワップ可能なフラッシュメモリモジュールになっており、用意される容量は512GB/1TB/2TBになります。512GBモデルは、リード時最大転送速度が1.3GB/Sec、ライト時で1GB/Sec。1TB/2TBモデルはリード/ライト共に1.4GB/Secと言う、桁違いのスピードです。最新のハードディスクがSATA/6Gbps(およそ600MB/Sec)ですから、そのスピードがわかろうというモノです。
P84は1枚ボードで、SATAコントローラは4台。このモデルのフラッシュメモリはホットスワップ可能です。こちらに用意されるのはP88の半分の256GB/512GB/1TBの3機種で、256GBモデルの転送速度がリード時最大で750MB/Sec、ライト時最大で500MB/Sec。512GB/1TBモデルでは同850MB/Sec、800MB/Secになります。要するに、P88の上側のボードをひっぺがしたモデルという事になります。
m84はエントリーモデルで、SATAコントローラは4台。やはり1階建てのボードで、これはホットスワップ不可です。P84と同じく256GB/512GB/1TBの3機種が用意されます。256GBモデルの転送速度がリード時最大で750MB/Sec、ライト時最大で500MB/Sec。 512GB/1TBモデルでは同800MB/Sec、750MB/Secになります。
対応OSはWindows XP/Vista/7,MacOSX,Linux等となっていますから、たいていのシステムで動作するのではないかと。イメージとしては、マシン側からすれば、RAIDコントローラが見えている事になるので、拡張インターフェースとその先に繋がったストレージデバイスという構造になるんでしょう。う〜ん、どんなシステムも、瞬間で起動しそう。
参照:Z-DRIVE R2
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