AreLebedevで公開された、時計のコンセプトモデルです。奇怪な外見は非対称の多角形が多用されているためもあって、ステルス戦闘機等の様なイメージがありますが、もっとも注視すべきは時刻表示です。一般的に、デジタル時計の場合は時間表示にはLEDやLCDを用います。これは、現在もっとも簡単に数字を表す事ができるのが理由の一つですが、この時計はいずれも採用していません。で、実際には何を用いて数字を表示しているのかというに、この時計で採用したのはレーザー光線です。よく見ると、文字表示のところに6枚のハーフミラーがあります。このハーフミラーの角度を変更する事で、数字を表示する様になっています。そのため、一般的な数字表示とは違って、数字がすべて水平/垂直と斜め45度程の角度の線だけで構成され、レーザー光線のために太さの変化もなく、きりっとした感じの表示に見えます。また、数字表示枠の間にもハーフミラーがあり、全体が1本のレーザーだけで表示される、「一筆書き」の様相を呈している事が分かります。未だ、コンセプトデザインの段階ではありますが、ある程度以上の大型かも見込めますので、意外と利用範囲は多いのではないかと思います。何よりも、レーザー光線を使用しているだけでも、何となくカッチョいい感じがあるじゃありませんか。
参照:Reflectius clock (concept)
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