福島第一原発では、現在も様々な問題解決がなされていますが、現在の最大の関心事は地下水に通常よりも高濃度の放射性物質が混ざる事です。現場では様々な解決策が採られている様ですが、ここに一つの解決策が提案され、それが実行に移される事になりそうです。原子炉の周りを氷の壁で覆い、地下水の流入そのものを減らすと言う手法です。入って来る地下水が減る訳ですから、汚染水として海に流れ出す量も減ると言う訳です。予定では第一原子炉から第四原子炉までのまでの外側全体を覆う形式を採り、個別の炉心に対して行う訳ではなさそうです。当然、地下に対する工事なため、地上部分はあまり変化はないんじゃないかと言う気もしますけど。ただし地下水の絶対量が減る訳ですから、原子炉周辺の地盤沈下等も考えられるため、諸手を挙げて歓迎と言う風に単純にはいきません。我々としては見守る事しかできませんし、たとえ成功したにせよ、要因の一つが改善されたと言う事にしかなりません。現場の方々には、くれぐれも焦らず、ゆっくり、慎重に計画を立案、実行していただきたいと思います。
参照:凍土壁、来月にも着工 規制委が容認(要ログイン)
参照:国内規制機関は、第1氷壁にゴーサインを与えます(Google翻訳)
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