日曜日, 4月 22, 2007

高速USBメモリ実証実験

USBメモリには高速メモリと低速メモリの2種類あると以前には書いていた様に思うが、実際には3種類あるのだと言う事が、今回の検証で確認できた。3種類とは、すなはち、低速メモリと昔は高速だったメモリ、そして今の基準で高速なメモリだ。
今回の比較は、手持ちで割りと成績の良かったメモリ3種類の比較と言う事になる。相変わらず、比較に用いたのはXBench1.3で、割りと高速だと思われるメモリの検証と言う事になる。比較したのは、手持ちで最速だったSONYのPocketBit(128MB)と、メモリスティックで最速を計測したSanDiskのメモリとリーダライタの組み合わせ、そして今回購入したEasyDiskPtの3基である。
グラフをみてもらえばわかる通り、シーケンシャルなリード/ライトではWebでの評判通り、EasyDiskPtの圧勝である。すべての項目で、トップの数値をたたき出している。実測の15MB/Secは、2.5"系のHDを凌駕し、下手な3.5"系HDよりも高速である。意外と検討したのがRandomアクセス系に強かったPocketBit。ランダムのライトでは、このメモリが最速ではあった。MSProは、手持ちのリーダ/ライタとメモリスティックの組み合わせを数種類調べた上での最速の組み合わせなのだが、どの項目でもトップの数値にはならなかった。とは言うものの、MSProでの実転送速度11MB/Secなんて言うのはUSBメモリに於ける75倍速くらいに相当し、滅多にお目にかかれる数値ではない。
傾向として、Sequential/Randomともに4KBブロックでのリードが遅い。すべてがUSB接続のため、そのドライバがらみか、XBench側の問題なのかもしれない。また、ライトよりもリードの方が高速だが、これはフラッシュROMの特性上、やむを得ない数値と考えられる。
これだけ高性能なのがわかったEasyDiskPtではあるが、一つだけ問題がある。それは、物理的なサイズとデザインだ。ごっついデザインが好きで、単体で使うのならば御薦めするが、そうでなければ一歩引いてしまうだろう。ハブによっては、隣のコネクタに何も装着できない可能性がある。

0 件のコメント:

Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム) Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)