水曜日, 7月 14, 2010

きな臭くなって参りました

イギリスでは無人戦闘艦ワルキューレのプロトタイプが発表されている間に、この分野ではもっとも進んでいるアメリカはボーイング社から、偵察用の無人航空機システム「Phantom Eye」が発表されています。デモンストレーションは、高度2万メートルの上空で、最大四日間かけて行なうのだそうです。っつか、四日間も飛行するとですか?人が乗ってないんで、燃料さえあればいくらでも飛んでいられるのは分かりますが。つまり、四日間も周回軌道がとれるという事で、偵察/監視/観測目的の機体である事が分かります。2011年の初飛行が予定されているのですが、偵察用という事もあって、ステルス性を重視した様な機体デザインではありません。エンジンには2基の2.3リッター水素エンジンが搭載され、それぞれは150馬力程度の出力しかありません。スピードは出ませんが、翼長45mの機体に最大ペイロード約200kgを載せて、約280km/hで飛ばす事ができます。これで、最大四日間飛び続けるって言うんですが、基本デザインからもグライダーの様な滑空と、エンジンによる動力飛行を繰り返す設計なのが、素人目にも明らかです。発熱も少なく、高効率/低燃費のエンジンだと、こういう目的にはぴったりかもしれません。まぁ、ペイロードに載るのは、カメラ類と計測器でしょう。
それにしても、二次大戦下のドイツのグライダーみたいなデザインですな。
参照:Boeing Company unveiled the hydrogen-powered Phantom Eye

0 件のコメント:

Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム) Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)