月曜日, 12月 10, 2007

東芝からMLC採用のSSD

東芝から、多値NAND型のフラッシュメモリを採用したSSDが発表になっています。1.8"/2.5"HDD互換のサイズの製品と、内部のモジュールのみの2種類の製品が用意されており、用意される容量は32/64/128GB。インターフェースはSATAになります。最大転送速度は読み出し時100MB/Sec、書き込み時40MB/Secを実現しています。平均故障時間は100万時間と、HDD並みかそれ以上を実現しています。初お目見えは来年1月のCESの様ですから、価格や仕様詳細は明らかになっていません。高速化のために用意されたコントローラは、DRAMキャッシュメモリの搭載と、それと連携した並列データ書き込みによる高速化や、書き込み領域の平準化等を行い、高耐久性を維持してくれる様です。
もっともひっかかるのは、やはり多値NAND型フラッシュメモリを搭載しているところです。いわゆるMLCが搭載されている事になりますが、このMLCは二値型フラッシュメモリ(SLC)に比べて耐久性と、読み書きの実質的な速度が劣る傾向があります。その代わりに高密度化に適しているため、スピード等をDRAMキャッシュを使うコントローラでカバーする形式をとったと予想されます。また、キャッシュメモリの容量を超えてしまった場合には、急速に速度が低下してしまう可能性もあります。ちょっと不安は残りますが、他社がSLC/MLCのいずれを使っているのかを公表しない中、どうどうとMLC採用と発表する位だから、何らかの技術的なブレイクスルーがあったのかもしれません。
参照:多値NAND対応、業界最大級128ギガバイトのSSD

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