水曜日, 6月 02, 2010

SanDisk社の新世代のSSD

SanDisk社から、MLCを採用した新世代のSSD「G4シリーズ」「P4シリーズ」が発表されています。いずれも、32nmプロセスが採用されているので、小型/大容量化が図られています。
G4シリーズは2.5"ハードディスクと互換サイズの製品で、インターフェースはSATA/3Gbps。用意される容量は64GB/128GB/256GBで、G3シリーズに比べて7%程も容量が大きくなったかの様に見えますが、実際にはどうだか分かったもんじゃありません。というのは、1K=1024を1K=1000に変換すると、GBオーダで7%程の差が出るためで、実際には同じ容量である可能性があります。1K=1000換算の64GBは、1K=1024換算の60GBとほぼ同じ容量になりますから。最大転送速度はリード時で220MB/Sec、ライト時で160MB/Secです。他社製品と比較すると、数値としては突出している訳ではありませんが、書き込みアルゴリズム等が他社製品とちょっと違うので、数字よりも高速に感じる可能性があります。
P4シリーズはミニサブノートPCでの使用や、組み込み用途を前提としたシリーズで、従来はpSSDと呼ばれていました。こちらはOEM専用で、こちらは約500MBのSLCフラッシュメモリをバッファ代わりに搭載しており、見かけ上は高速に動作している様に見えます。また、DRAMとは違うSLCフラッシュメモリのため、バッファ内のデータが必ず残るので、データの安全性が高まります。最大データ転送速度は、リード時最大で160MB/Sec、ライト時で100MB/Secです。こちらも、数字通りの体感速度にとらない方がいいでしょう。こちら側で用意される容量は8GB/16GB/32GB/64GB/128GBです。OEM/組み込み用途のため、接続インターフェースはPATA/SATAが用意され、G4シリーズよりも容量が細かくそろっています。
参照:G4 Solid State Drive
参照:P4 Solid State Drive

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