BBCのニュースで、下半身が麻痺して、歩く事ができないと宣言された女性が、ロボットレッグでロンドンマラソンに参加すると伝えています。実際の結果はわかりませんが、これはすごい事だと思います。6年前に落馬事故で脊髄損傷及び頸部骨折となった女性騎手のクレア・ロマスさんは胸から下が麻痺した状態で、医者から一生車いすの生活になるだろうと宣言されました。その動かない下半身を補い、松葉杖を必要とするとは言え、歩行可能にまで持っていったのはロボットレッグ"ReWalk"スーツです。背中にしょったバッテリによって最大8時間の動作が可能になり、足裏、膝、腰、上体に用意されたセンサによって関節部のモータを動かし、足を動かせる様になります。どうしても下半身は弱くなりがちなので、バランスを保つために松葉杖を必要とする訳です。とは言え、歩ける様になるまでには非常に困難な訓練が必要で、装着したらそのままホイホイと歩ける様なものではないはずです。実際、彼女も3ヶ月以上もの間、歩行の訓練を行っています。私は彼女がフルマラソンを走りきると確信しています。ロボットレッグと言う視点から見ても、フルマラソンと言う過酷な耐久試験はないはずで、開発している側からも期待の眼で見られているのではないかと思います。
参照:Paralysed woman to tackle marathon on robot legs
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