土曜日, 4月 28, 2012

生分解性プラスティックを使って、自然環境に優しいフラッシュメモリ?

ATP社がEarthDriveブランドで販売するUSBフラッシュメモリですが、他社製品とはまったく異なる点が一つあります。それは、完全リサイクルが可能と言う点で、外装に関してはトウモロコシから生産される生分解性ポリエステルが使用されています。そのため、自然環境への負荷が少ないと言うのが、他社製のプラスティック/金属製ボディを使用した製品との違いになります。用意される容量は1GB/2GB/4GB/8GBで、接続インターフェースはUSB1.1/2.0。コネクタはスライド式になっています。また、American Forestsとの提携により、売り上げの一部は植林のために用いられるのだそうです。何ともはや、すてきな事なんですが、ちょっと引っかかるのは耐久性の点。生分解性プラスティックが用いられる事で、長期にわたる使用やリサイクル利用に耐えない可能性がある事。耐久性については明記されていませんが、心配は心配です。データ保存期間としては10年と言う数字が出ていますが、保管状況によってはこれが意味をなさないかもしれませんので。金属配線やプリント基板等は生分解性プラスティックを用いる事ができないため、この部分は回収してリサイクルするしかないってことです。そう言う環境が整わないと、手放しで賞賛する事はできないですね。日本では、まだ無理っぽそうです。
参照:ATP EarthDrive

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