火曜日, 5月 29, 2012

14万8千光年の彼方からもたらされたテクノロジーですか?

car.watch.impress.co.jpで、東海大学の工学部動力機械工学科で開発された熱音響機関の発表会を報告しています。命名が波動エンジンというのは、宇宙戦艦ヤマト2199が話題になっている今、別の意味でタイムリーなものである訳ですが。著作権上の問題は大丈夫ですか?と心配してしまいます。
原理としては比較的新しい機関で、ロスアラモス研究所で1999年に発表されたものです。簡単に書けば、温度差による気体の膨張/収縮を振動エネルギーとして取り出す機関という事になります。雷のバリバリという音は、この原理に基づくものなのだそうです。振動エネルギーとして取り出せるという事は、発電等にも応用が利くという事で、廃熱を電力に変える機関も実現可能と考えられるため、注目を集めているのです。もっとも、現段階ではそこまでは行かず、音波等の振動エネルギーと熱エネルギーの相互変換の理論的検証が行え、その裏付けとなる実験も成功したというレベルになりますが。実用化できるかどうかは、今後の産学協同の研究によると思われます。
参照:東海大、車載も見据えた波動エンジン(熱音響機関)を開発

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