木曜日, 5月 10, 2012

低価格3Dプリンタはどこまで普及するのか?

今春あたりから、いわゆる3Dプリンタの新製品が相次いで市場投入されていますが、Strata Systems社の販売するMojo 3D Printerもその一つになります。共通しているのは積層型の造形になっている事で、溶かした樹脂の層を積み重ねる事で造形する形式をとっています。そのため、比較的大型の造形も可能になり、リュータ等を使用する切削型の様な異常に時間がかかる様な事はありません。このMojo 3D Printerでは、使用する樹脂にABS+樹脂を採用し、これをパッケージングしたものをプリンタ本体にセットする形式をとっています。セット自体はインクジェットプリンタのカートリッジや、レーザプリンタのトナーを交換する様な手軽さなので、交換の手間はかなり少ないと言えます。制作可能なモデルの最大サイズは127mm(W) x 127mm(H) x 127mm(D)となり、積み加算メラレル層の厚みは0.17mm。少なくとも、垂直方向の分解能はこの単位になります。また、でき上がったモデルの洗浄を行う専用のシステムも用意されます。もっとも、専用のプリンタプログラムが必要になるため、対応OSはWindows XP/7のみ。オンラインでの販売価格は$9900からとなっています。こういうのがより低価格で出てくると、ワンフェスなんかで出品される造形も変わってくるのだと思います。小さなものならば、手元で量産できる様になるかもしれませんし。
参照:Mojo 3D Printer

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