IndieGoGoで、スマートフォン用の無線充電システム「MotherBox」が資金調達にあたっています。無線充電システムと言えば、もっともポピュラーなQi方式のコンソーシアムにアップルが参加した事が話題になりましたが、こちらで採用しているのはコロンビア大学で開発されていた独自方式。Qi方式の場合、効率を高めるためにも、テナを正対させる必要があり、勢い、送信パッドの上にアンテナを装着したスマフォを置くと言う方式がとられて来ました。ただ、この方式は一見すると効率が良さそうですが、送受信のアンテナがずれる事もあり、実際には充電効率がそれほど高くはなかった訳です。この商品ではコイルを3次元的に配置する事で送信側は大型化しましたが、受信側の配置は自由になり、正対させる必要もありません。Qi方式が指向性アンテナだとすれば、こちらは無指向性アンテナと言う所でしょうか?送信側アンテナからの距離はある程度離れても問題はなさそうで、大型のMotherBoxの送信不能距離は約50cmの距離で2Wの送信が可能ですし、小型のMotherBox miniでは25cmの距離で1Wの送信が可能としています。正対させる必要はないので、近くに置いておくだけでいいと言うのはありがたいです。順調にいけば、今年の秋頃に製品化が予定されています。募集期間を一月残した時点で、 目標金額の3/4程度の集金なので、商品化されるかはちょっと微妙です。
参照:The MotherBox - TRUE Wireless Charging
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