Brigham Young Universityで折り紙を応用した防弾シールドが開発されたと発表がありました。従来の防弾シールドはライオットシールドに代表される金属あるいはポリカーボネート等の一枚板の盾で、強度はまだしも、輸送には手間がかかっていました。軽量のものもありますが、十分な面積がとれない事が多く、盾としての能力が不十分だったと言えます。BYUで開発されたシールドは、折り紙で言う所の吉村パターンを応用したシールドで、軽量かつ強度に優れているとしています。どこかで見た様なパターンと言うのは正解で、某缶コーヒーとか、チューハイ等の缶に用いられているパターンとほぼ同じものです。一枚板の盾と比べて保護面積が広く、尚且つ、折り畳んで輸送できるので、一度に多くのシールドが運べる様です。折り畳んだ状態からの展開もわずか5秒と短く、迅速な展開が可能となっています。強度としても、ケブラー繊維の12層積層になっている為、いわゆる.44マグナム弾までは阻止する能力がある様です。日本の様に盾の主目的が対人である場合にはあまり意味がないかも知れませんが、対銃弾特性が重要なアメリカでは有効なシールドでしょう。まぁ、こんな所にまで折り紙が応用されているかと思うと、ちょっと複雑な感じがありますけど。
参照:BYU engineers built a bulletproof origami shield to protect law enforcement
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