Mtron社から、新しいSSDに関する発表がありました。この商品には、注目すべき二つの点があります。一つはインターフェースで、SATAがほとんどになってしまった現状で、PATAが採用(接続はZIF形式)されている事です。これに伴って、特に小型のパームサイズあるいはUMPC等の、既存のシステムをそのままリプレースする事が可能になります。第二の点は、こちらの方が驚異的なのですが、SLCが採用されている事です。従来、高密度化には向かないと言われていたSLCですが、画像を見ると128Gbit x 8か、64Gbit x 16のいずれかの構成ではないかと思われます。従来、同社からもMLC採用の製品はあった訳ですが、SLCでこの容量は、多分初めてではないかと思います。また、SLC採用の結果、読み出し速度はMLC搭載製品より少しだけ早い120MB/Sec(MLC搭載製品では110MB/Sec)ですが、書き込み速度はMLC搭載製品の40MB/Secと比べても圧倒的な100MB/Secとなっています。つまり、既存のUMPC等の小型PCの生産ラインをほとんど変更する事なく、性能を向上させる事が可能なSSDと言う事になります。もちろん、このスピードは1.8"HDDでは実現不能な数値です。市場にでて来る価格が、どの程度かで決まるかもしれません。
参照:Mtron developed a new 128GB-1.8 Inch high capacity SSD
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