YoutubeのArmedForcesUpdate公式チャンネルで、 X49の飛行の様子がアップされています。高速ヘリと言えば、現在開発が進んでいるシコルスキー社のX2、ユーロコプター社のX3が双璧ですが、実は米陸軍とバイアセッキ社が共同開発している機体もあります。形式名をX49といい、日本でもお馴染みのSH-60シーホークをベースにした機体です。機体上部の4翔の大型ローターに固定翼を持ち、何よりも尾部のテールローター代わりの大型ダクテッドファンが眼を引きます。一般的なヘリはテールロータで機体の回転を打ち消す訳ですが、これをダクテッドファンとその後部の制御翼で代用し、大型のダクテッドファンは推進用にも用いられています。ファンの配置はX2に近く、機構的にはX3に近い感じでしょうか?これで、メインロータが左右固定翼の先にダクテッドファンとして装備されればマットジャイロと言える訳ですが。ただ、最高速度を単純に比較すると、先行する2社に比べて大幅に低いのは事実です。X2の水平飛行時460km/hや、X3の公式記録430km/hに比べて大幅に低く、現在の目標が360km/h。現時点でかろうじてオリジナルのシーホークの速度並みは出せる様です。それにしても、開発当初の飛行の様子を見ると限りなく危なっかしい感じがしますねぇ。多分テールのダクトは、飛行訓練途中でだいぶぶつけたんじゃないでしょうか?
参照:SUPER FAST Piasecki X 49A Helicopter for US Military
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