StratLaunch System社から、同社が開発中の空中発射式ロケット「Thunderbolt」の母機「Roc」のタキシングの動画がアップされています。本システムは、母機で高空までロケットを持ち上げ、空中で発射する事を主眼に開発されています。これにより、低軌道に衛星を乗せるコストを低減させる事ができるとしています。空中発射スタイルのロケットとその母機と言う点で、ヴァージンギャラクティカ社のスペースシップツー/ホワイトナイトツーと似ている様に思いますが、実際には規模が桁違いになります。このRocは、双胴の機体であり、機体間の主翼下にロケットを装着すると言う点では、ほぼ同じと言えます。ただ、主翼幅が117mもあり、現在もっとも巨大な輸送機であるAn-225を凌ぎます。全長は72.5mで、同84mのAn-225の方が長い様ですが、双胴機としては世界一です。主翼下にはジャンボジェットに使われていたジェットエンジンが計6基懸架されていますが、あまりにも巨大な機体のために、貧弱に見えてしまいます。今回のタキシングは最高速度が74km/h程度と言う事で、実際の飛行にはほど遠い感じですが、遅れていると言われた開発もここまで来ていると見せる必要もあったんじゃないかと。それにしても、でかさで言えば、サンダーバードにでて来そうな感じです。
参照:Stratolaunch Taxi Test
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