アップル社からは、小型のデスクトップモデル「Mac Studio」が発表されています。Mac mniを縦に引き伸ばした感があるデザインですが、アップル社に新フォームファクターの製品が加わるのは久しぶりです。この製品の肝は、SoCにM1Max/M1Ultraが採用されていることで、特に後者によるパフォーマンスアップがすごいです。Ultraは2基のMaxをUltraFusion技術で結合させたチップで、いわば成功したスーパーゴテンクスのようなものですかね?ただし、この技術により、チップ間通信の遅延はほとんどなく、全体一つのチップとして扱えるとしています。もうひとつのメリットとして、広大なメモリが扱えるようになり、Maxでは32GB/64GBだったのに対して、Ultraでは64GB/128GBの選択が可能です。なお、ストレージは512GB・1TBが標準で、ストアオプションで最大8TBまでの選択が可能です。Mac miniよりも背が高くなっているのは主として冷却ファンのためで、冷却風は底面側の吸入口から取り込んで、巨大な2基のファンで背面に吐き出す形式です。爆音にはならないようなので、それほど心配する必要はなさそうです。背面にはUSB4/Thunderbolt4が4ポート、10Gbの有線LANポートが1基、USB3.0対応のUSB-Aが2基とヘッドフォンジャックが1基搭載されます。モニタ出力としてはHDMIが1ポート。正面側はMax搭載機ではUSB3.1Gen.2対応と思われるUSB-C、Ulra搭載機ではUSB4/Thunderbolt4が各2ポート。UHS-II対応のメモリカードスロットが1スロットありますが、microSDメモリカードスロットはないので、アダプタが必要かもしれません。ワイヤレスはWiーFi6/Bluetooth5に対応します。オンラインストアでの販売価格は、Max搭載機が249800円(税込)から、Ultra搭載機が499800円(税込)からとなっています。たぶん、Mac miniを見慣れた目からは、正面側のスロットなどに違和感を感じるかもしれません。
参照:Mac Studio
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