複数の情報源から,ソビエトでスホーイ社の次世代戦闘機T-50の公開試験飛行が行なわれたそうです。米軍のF-22ラプター対抗の機体は,開発費の1/3以上をインドが供出し,配備予定数も本国のソビエトの170機より、インドが200機を予定していると言う、まるでインドのために開発されたかの様な機体です。まぁ,周りに仮想敵として大きな国が二つもありますから,こういう戦闘機が必要と言うのは分からないでもないですが。開発当初の目的はF-22対抗機であったのでしょうが,いまとなっては中国で開発中のJ-20に対応し,これを圧倒できる程度の能力が必要と言う判断になるのではないかと。もちろん,F-22対抗も重要ですが。T-50はエンジンはノズル自体が方向を可変可能なベクタードノズルで,尾翼は全可動式。実戦配備は2016年頃とされています。兵装は,見る限りは外装式なので,F-22よりもステルス性ではちょっと不利かもしれません。もっとも,機体単価はF-22の1億4千万ドルに対して1億ドルと,だいぶ安価なのは確かですが。
全翼式に見えなくもない機体は,実際には主翼と尾翼が分離しているのですが、翼面積はかなり大きくなっています。ちょっと気になるのはエンジンの細さで,少々頼り無さげな感じがします。Su-47の様な革新的な機体と言うよりも,SU-34の様な従来からの延長線上にある機体の様に思えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿