今回の目玉のはずだったiPhone5はなしで、かろうじてiPhone4Sが発表されています。基本的にはiPhone4のディスプレイを繋いだiPad2に、W-CDMA/CDMA2000の通信モジュールを組み込んだと言った感じの製品に仕上がりました。すると、来年のiPad3にはこの通信モジュールを組み込む事になるんでしょう。
CPUにはA5チップが採用され、デュアルコアCPU+デュアルコアGPUの組み合わせになっています。そのため、A4チップ採用機に対して最大2倍の処理速度、7倍の描画速度がうたわれています。ディスプレイは960x640のRetinaディスプレイで変わらず。比較的CPUに余裕があるため、音声認識技術のSiri(日本語非対応)や、カメラの手ぶれ防止/顔認識等の処理が可能になりました。音声認識は技術的にはすごいのだとは思うのですが、ほとんどのユーザにとっては実用的ではありません。日本語非対応であれば、なおさらです。従来のiPhone4ではW-CDMA/CDMA2000それぞれに対応した機種が販売されていましたが、4Sでは同一機種で両方に対応しています。さらに、HSDPAにも対応したため、下り最大で14.4Mbpsの通信速度が得られます。ただし、Wi-MAXは見送られた様なので、国内のau扱いでは7.2Mbpsまでの通信速度になります。もっとも、無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応しているため、無線LANを使うのが一番早いのは間違いないのですが。ワイヤレス接続は他にBluetooth4.0に対応しています。バックサイドカメラは500万画素から800万画素に増えており、動画撮影は720Pから1080Pに変更されています。連続通話時間が従来の7時間から8時間に延びたのはいいのですが、待ち受け時間は300時間から200時間に減っていますので、ご注意ください。外装サイズは十里機種と同じですが、重さが3g程重くなっています。用意される本体色はブラックとホワイトの2色で、16GB/32GB/64GBの3機種が用意されています。iPhone4Sはau/ソフトバンクモバイルの両社で取り扱われますが、本体価格を含めた料金体系は、後ほど発表があるはずです。なお販売は10月14日からの予定です。
それにしても、アップルリテイルストアのフライングは笑ってしまいましたよ。午前1時頃には既に掲示されてるんですから。
参照:iPhone4S
0 件のコメント:
コメントを投稿