W.I.G機と言うジャンルの航空機をご存知でしょうか?ちょっと知った方ならば、「カスピ海の怪物」と言えば概要をおわかりいただけるかも知れませんが、いわゆる表面効果を利用した機体です。具体的に言えば、水面からわずかに浮いた状態で飛行する水上機の様なものです。飛行中は水面に触れない為、船舶やホバークラフトよりも高速に移動可能になります。一方で、荒れた水面上ではその効果が期待できないので、不安定になったりしますけど。ドイツのFlyShip社では、このW.I.G機の開発を行なっており、最新のFS-100のコンセプト画像が公開されています。コンセプト画像なのでカッチョいいのは当然として、基本的には双発の大型機の様です。巨大な翼は艦載機の様に折り畳みが可能で、接岸時には折り畳んだ状態になり、離岸後に主翼を展開。滑走に移ります。推進力は後方に配置された2基のプロペラで、従来と違うのは後方への空気流の一部を機体底面に回していること。ちょっとしたホバークラフト的な効果が期待され、表面効果を高めている様です。既に実証機も飛んでいる様で、開発そのものは順調な様です。ちょっと、実機を見たい気もしますが、多分、それはかなり先になるんじゃないかと。
参照:FlyShip
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