以前にDARPAが開発中の翼ごとチルトするVTOL機を紹介しましたが、それにインスパイヤされたと言う訳でもないんでしょうが、European Space Agencyと新興のLilium Aviation社が共同で、よく似たコンセプトのパーソナルVTOLの開発を発表しています。コンセプト画像では垂直尾翼はなく、後方にコックピット部に比べて幅広の主翼を配置し、そこにチルト式のファンユニットが配置されています。そのままでは機種側の推力が不足しますので、こちらには出し入れ可能な円筒形チルトファンユニットが装備され、不足する分を補っています。離陸する際には主翼側ファンを下方向にチルトし、機種側ファンユニットも下方向に向けて、全力動作になります。モーター出力は320kw。この機種側ファンユニットは、水平巡航飛行中は本体に収納され、抵抗を減らす様ですね。最高速度は400km/h、飛行距離は500km程を目指す様で、乗員は最大2名です。一応、ロールアウトは2018年1月を目指しており、サイトではカウントダウンが行なわれています。予定通りにロールアウトできるかは不明ですが、ちょっと、注目しておきたいところです。
参照:Lilium Aviation
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