BAE Systems社からUAVのコンセプトが発表されています。グラスゴー大学との共同研究の結果の様ですが、そのコンセプトはUAVの製造方法に関わるものです。一般的な製造方法は、金属のフレームに金属の外装を取り付けると言う、実に物理的な製法と言えます。動画で描かれているのは、そう言う手法ではなく、どうやら化学的と言うか、3Dプリンティングの発展型と言うか、そう言う手法です。ちょっと生物的な感じも受けましたけど。まず、どういう航空機を造るかをコンセプトとして決め、各種のパラメータを入力。コンピュータがデザインを選択して、ベース素材をタンクに投入。動画ではいろんなことが省略されているのでしょうが、タンク内で機体を成長させて構築している様です。あるいは、光/熱反応樹脂による3Dプリンティングを想定しているのかも知れません。機体が出来上がったらエンジン等を固定して、出撃、と。マイティジャックのピブリダーどころか、ヤマトのシームレス機も真っ青です。コアとなるのは製造の時間でしょうが、この製造方法が現実的になったら、現地近くで多様な航空機の生産が可能になる為、空母のあり方を含めた戦術/戦略がひっくり返るんじゃないかと思います。
参照:Lifting the lid on future military aircraft technologies
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