木曜日, 8月 11, 2011

超々高速撮影をするためのカムコーダ

VisionResearch社から,超々高速撮影を可能にしたPhantom V1610が発表されています。撮像素子は解像度1280x800のCMOSセンサですが,このセンサがくせ者で,毎秒16ギガピクセルの撮影が可能と言う化物の様な仕様になっています。信じられませんが,CMOSセンサはヒートパイプで冷却されており,メッシュ状になっているのは内部の冷却のための様です。解像度で割ると15625フレーム/秒の処理が可能と言う計算になりますので,並の超高速撮影等は遠く及ばない,と。解像度を落とせば最大65000フレーム/秒での撮影が可能になり,FASTオプションを使用する事で,さらに高速な1000000フレーム/秒での撮影が可能になります。ただ,現実的な解像度とフレームレートを考えると,VGAクラスの43400フレーム/秒辺りが分岐点かと思います。ここまでの速度になると並の記録媒体では役に立たないため,主ストレージは高速RAMで構成され,標準では24GB/48GB/96GBが用意されます。不揮発性メモリのCineMagは256GB/512GBの2種類が用意されます。また、10GbのEthernetポートも用意されているので,高速転送等も可能になります。高速度撮影はあまり見かけないと思うのですが,研究/開発用途には不可欠の存在なので,国内でも販売される事が期待されます。
参照:Phantom v1610

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