米国国防総省のDARPAでは超高速の飛翔体の実験を8/10(現地)で行なう様です。HTV-2と呼ばれる飛翔体はMnotaur IVロケットで大気圏外まで打ち上げられ,大気圏に再突入後、目的地近くまではグライダーの様に飛翔します。この辺りが一般的なミサイル等と違うところで,目的地までのほとんどの行程は大気圏内での飛翔になります。ただし,速度は桁違いで,推定速度はマッハ20。最終段階では,高々度から一瞬でドンッと。大気圏内を超高速度で飛翔する実験機は,NASAや米空軍等を始めとして開発が進んでいるのですが,これは、ある意味,恐ろしい兵器になる訳で,誘導が精密に行なわれれば,例えば原子力施設のみの破壊だとか、特定の司令部や執務室等の破壊も可能になります。しかも,あまりの高速のため,迎撃手段がない。現実のものとなるのはまだまだ先になるのでしょうが,ちょっと恐ろしい兵器になりそうな気がします。
参照:Pentagon’s Mach 20 Missile Ready for Ultimate Test
参照:FALCON HTV-2
0 件のコメント:
コメントを投稿