東芝から,無線LAN通信機能を有した世界初のSDHCメモリカードと言う触れ込みの「FlashAir」が発表されています。いやいや、無線LAN機能付きのSDHCメモリカードとしては,既にEye-Fiカードがあるだろうと言う言葉はありますが,これはEye-Fiとの構成が違っている事を示すためのもので、「東芝方式を採用した」製品としては世界初と言う意味でしょう。この辺り、モノは言い様ですし,最近激しくなってきた特許絡みの訴訟合戦を避ける意味合いもあるのではないかと。もっとも、できる事はあまり大きく変わった訳ではなく、8GBのSDHCメモリカードとしての機能に加えて、無線LANによるデータ転送が可能となっています。ただし、実際の販売はかなり先で、サンプル出荷が2011年11月頃、実物の販売が2012年02月頃となっています。無線LANは2.4GHz帯を使用するIEEE802.11b/g/n対応で、書き込みはClass6に相当します。この種のものが重要な意味合いを持ってくるのは、撮影から編集、印刷までのレベルに時間的余裕のほとんどない報道向けに使用されるケースで、市場としてはやはりそう言うところをメインにしているものと思いますが、一応コンシューマ向けとしての販売も行なわれる様です。実際に販売されるのはまだ先なので、忘れない様にして置きましょう。多分、Eye-Fiからも何らかの動きがあるでしょうから。
参照:無線LAN通信機能を搭載した世界初のSDHCメモリカード「FlashAirTM」
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