EurekAlert!で面白い記事が掲載されています。スマホの加速度センサを地震の観測網に仕立ててしまおうと言う研究が、アメリカの地震学会誌のBSSAに掲載されると言うのです。実績のある地震計との比較をすると、中程度の整合性が得られたとしています。日本では地震観測網が充実していますから、それほどの必要性は無いのかも知れませんが、リアルタイムでの大量の情報と言うのはかなりの研究データとして使えるはずです。GPSによる位置情報とあわせて、そのエリアの平均をとらえられれば、地盤等の状況もかなりわかるでしょうし、気がつかなかった変化もえられるのではないかとも思います。ただし、それも情報が得られればと言う前提のお話。ご存知の通り、地震の直後には回線がつながらない訳で、果たしてどれほどの情報が得られるのかはわかりません。ただ、考え方そのものは悪くはないと思います。
ただ、まあ、スマホを計測器として使用して、点ではなく面での観測網にしたいと言うのは研究者の偽らざる願いだとは思うのですが、現実にどうなるかは別問題ですからねぇ。 今の所は成功した試しはありませんし。
参照:Tiny sensor used in smart phones could create urban seismic network
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