現在、ニューヨーク州バッファローにあるバーチフィールドペニーアートセンターで展示されている「A CHANDELIER FOR ONE OF MANY POSSIBLE ENDS」が、ちょっと恐ろしげな感じです。天井からぶら下がっているのは種々のLEDで構成される光源ですが、その先にはガイガーミュラー計数管がついているそうです。お分かりですね。近くで異常な量の放射線を検知すると、LEDが点滅して知らせると言うシャンデリアなのです。逆に言えば、これが正常に動作した場合、かなり危険な状況になっている事を示しますので、まともに動かない方がいいのですが。アート作品としては、美しいと言うよりも、恐怖の方が先に立ちます。動画を見る限り、何もない殺風景な部屋の天井から下がった無数のLEDが、不気味な点滅を繰り返す様になっており、題名通りの恐ろしい感じを受けます。「今そこにある終末の一つを示すシャンデリア」と言う感じだと、不気味さが薄れてしまうかも知れませんが、意図はおわかりいただけるかと。作者はPhilip David Stearns氏。3.11後の福島第一原発事故から発想して、この作品を作ったそうです。
参照:A CHANDELIERFOR ONE OF MANY POSSIBLE ENDS
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