AgustaWestland社では、もう一つのV-22オスプレイとでも言うべきAW609を開発中です。実際、やや前進翼気味の短い矩形翼の先端に取り付けられた巨大なローターはV-22を彷彿させるもので、技術移転も受けている様です。もちろん、垂直飛行と水平飛行の移行は問題なく、垂直離着陸も可能になっています。安全性も高く、片側のエンジンが停止しても、飛行を続けられます。ただし、重量で半分、ローター径で2/3と小型の機体で、乗員に至っては1/3程度になっています。ただし、キャビン内部は与圧されており、防氷装置も装備。実用上昇限度は7600mと、高高度での飛行も可能です。テスト時の最高速度は543km/h、巡航速度は482km/hになります。V-22を必要としない沿岸警備や救難用として、ヘリコプタとビジネスジェットの中間の機体として、活躍が期待されています。おっt,、V-22と違って、主翼の回転やローターをまとめたりする機能はありませんので、艦載は無理です。海自や海保でも、これならば導入抵抗が少ないのではないかと。久々にYouTubeに動画がアップされていましたので、開発は続いているのだな、と。
参照:AW609 - Faster, Further, Higher
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