プラネックスコミュニケーションズ社から、ちょっと面白い無線LANデバイスが販売されます。その名も「鎖国(MZK-1200DHP-SK)」。無線LANアクセスポイントとして機能するユニットですが、特定国へのデータ流出を防ぐ事が可能になっています。ファイヤウォールは外部からの侵入を防ぎますが、このデバイスでは特定国へのデータ流出をブロックします。いわば、逆ファイヤウォールとでも言うべき機能で、デフォルトでデータ送信が認められるのは日米のみ。何らかのウィルスやワームに感染したとしても、データ流出を心配する事がないと言う訳です。それでいて、メール等は日米のメールサーバーを介する事がほとんどなので、ヤバげな国の方々とのやり取りは可能。つまりは、特定国との貿易を認めた鎖国状態を作り出してくれる訳です。専門家による訪問サポートやログ解析等もオプションで用意され、かなり安全な運用が可能になります。送信先をブロックするブラックリストの他に、許可すべきホワイトリストの作成も可能なので、割りと柔軟な運用が可能な様です。無線LANは2.4GHz/5GHz両対応で、11ac時の通信速度は866Mbps、11nで300Mbpsとなり、同時利用も可能です。また、4ポートの有線LANポートと1ポートのWANポートを備え、それぞれはGigabitEthernetに対応します。どちらかと言えば、企業向けの製品ですが、個人でも心配な方は考慮されるといいと思います。オンラインでの販売価格は18800円(税込み)程です。
参照:WiFiセキュリティユニット『SAKOKU(MZK-1200DHP-SK)』
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