Vatican Newsによると、ローマ法王庁は電子ロザリオとも言える「Click To Pray eRosary」を発表しています。ロザリオそのものは装飾品として認識されることも多いでしょうが、本来はカトリック教会で聖母マリアへの祈りを捧げる際に使われる用具です。このeRosaryはブレスレットとして身につけることもできますが、スマフォ用のアプリと連動させることで、ロザリオへの祈りを学び、福音について熟考させる機会を与えられるとしています。あらかじめスマフォアプリと連動させた上で、ロザリオの十字架部分を手に持って十字を切ることで起動し、標準ロザリオ/瞑想的ロザリオの他に、毎年更新されるテーマロザリオの祈りを捧げることができます。eRosaryは$110ほどで販売されるとのことです。すごいなと思ったのは、カトリック教会がこういうスマフォ連動型のガジェットを出してきたことで、宗教と現代技術というおよそ相入れないと思われてきたところから、先んじて抜き出したことです。日本でもお布施の電子マネー対応などの宗教と技術の連動はありますが、それは一部に限られており、カトリック教会のような巨大な団体が行うのでは規模が違います。なお、すでにアプリそのものはリリースされており、こちらは無料で入手が可能です。
そのうちに、AR/VR教会でのミサとか、リアルタイムチャット懺悔室とか、電子免罪符などがリリースされるのかもしれません。多分、このロザリオに祈っても、存在しない13課から化け物退治専門の神父様が来ることはないでしょう。
参照:“Click to Pray eRosary” – wearable smart device to pray the rosary for peace
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