土曜日, 4月 24, 2010

オーディオにもUSBフラッシュメモリを応用しよう

ティアック社から、USBフラッシュメモリをオーディオのメディアとして応用する、CDプレーヤ&カセットデッキ「AD-800」が発表されています。正面から見ると、カセットデッキの分だけ高さがあるのが分かり、実際のサイズは435mm(W)×145mm(H)×288mm(D)です。いわゆるフルコンポサイズに近い幅でもありますが、高さ的には昔のカセットデッキ並です。
カセットテープデッキ部はTypeI/IIテープの録再と、TypeIVのテープ再生に対応し、ヘッドリバース式のオートリバースデッキになっています。もちろん、CD/外部入力等からカセットテープに録音する事もできます。公式にはC46〜C90までのテープに対応なので、120分用の薄型テープは対応していない事になっています。CDプレーヤはCD-R/RWメディア読み取りと、MP3形式をサポートしていますが、録音はできません。本機以外で作成したメディアの使用が可能という事です。USBフラッシュメモリは録音/再生メディアとして扱われ、CD/テープデッキ/外部入力のいずれかからの入力を録音する事もできますし、別機種で保存したMP3ファイルの再生も可能です。録音データは音源事に別フォルダで扱われるので、PCで管理するのも楽になります。ただし、この機種のUSBコネクタはストレージデバイス専用になっているので、PCと接続してコントロールするとか、テープデッキのアナログ音声をデジタイズしてUSB経由で転送する等の操作は行なえません。メーカー希望小売価格は57750円(税込み)です。
テープデッキのカセットテープとほぼ同じ感覚で、USBフラッシュメモリへの録音/再生が可能です。また、安価なUSB接続のカセットデッキと違い、デッキ部がTypeI/II/IVのテープに対応しているため、昔の高性能テープのデータ化も可能になりますから、これは大きなメリットだと思います。
参照:USBメモリーにも録音が可能なCDプレーヤー&カセットデッキ『AD-800』

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