木曜日, 12月 15, 2011

ポール・アレン氏の低軌道飛翔体投入プロジェクト

低軌道への宇宙船の投入について、現状でもっとも進んでいるのはスケールド・コンポジット社のスペースシップワンですが、まぁ、なかなかうまくはいってない様です。もっとも、観光が主目的な有人宇宙飛行な訳ですから、それはそれで大変だと思うのですが、貨物投入に限れば別のやり方もあるとは思うのです。Microsoft社の共同創立者であるPaul Allen氏がStratolaunch Systems社で行なっているのがそれです。毋機と子機の組み合わせと言う点ではスペースシップワン+ホワイトナイツと同じですが、サイズが違います。毋機はボーイング747に搭載されているエンジンを6発搭載する双胴機で、まるで某架空戦記に登場する空中戦艦の富士の様です。まぁ、毋機は海上発進ではなく、陸上からの発進になりますが。毋機に抱え込まれる様にして成層圏まで運ばれた子機は、地上発射よりも少ない燃料で低軌道に投入する事ができる事になります。紹介のムービーによれば、約6.7トンの重量を低軌道に上げる事ができます。毋機は子機の発進後に地上に戻り、次のミッションに備える事になります。サイズがホワイトナイツ+スペースシップワンに比べて桁違いに大きく、投入可能な重量も大きいので、ローコストの宇宙空間への資材輸送が期待されます。
えーと、スターウォーズ戦略の一環としてあげられた、戦闘機発射の対ICBM用ミサイルトマトキャノンを思い出してしまいました。
参照:Stratolaunch Systems

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