Harry Winston社からEMMANUEL BOUCHETと共同開発し、世界限定120個の腕時計「Opus 12」が発表されています。デザイナーはよくわかっているんでしょうが、わざと内部の一部を見せたり、ねじに平皿のマイナスねじを使用したりしていて、メカフェチの心を鷲掴みにします。ちょっとだけ、松本零士メーターを彷彿させる感じです。動画を見ていただくとわかるのですが、この時計には長短針がありません。文字盤にはちょっと長めのインジケータがあるだけに見えますが、実はここがキモです。外周から中心に向けられた12個のインジケータは上下2段式になっており、上側が長針の役割を、下側が短針の役割を果たします。外周側にメカニズムが内蔵されており、この上下2段式のインジケータを回転させる事で時間を表示する仕組みになっています。ただし、これでは5分単位でしか時間がわからないので、内周に5分以下の時間を15秒単位で示す針が用意されています。加えるならば、この時計は手巻き式の機械ムーブメントで、最大45時間は巻かずに持たせる事ができます。ホワイトゴールドの外装で、直径はおよそ46mmとやや大きめです。全世界で120個限定という事で、とても手が出せる様な金額にはならないでしょうが、実際に動く所を見てみたい様な気がします。
参照:Opus 12
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