DARPAが、小型船舶から発進できる様なUAVシステムの開発について、第2フェーズへの移行にあたって2社と契約した事が発表されています。既に船舶に搭載可能な有人無人のヘリコプターはありますが、要求仕様が既存の施設が可能な限り流用できるとか、長時間/長距離の飛行による偵察活動が可能とか、結構厳しめの物の様です。それでいてローコストって言うのは、まるで水上機だった「XF2Y-1シーダート」の開発時を思わせます。まぁ、あれの無人化でもある程度はカバーできたのかも知れませんが、現実的には大型ならばVTOL機能が、小型ならばカタパルト射出が要求されているんじゃないかと思います。狭い甲板からの発着艦にはその方が都合がいいでしょうし。まぁ、この辺りは記載がないのでわかりません。確かに、艦載機として長時間の偵察が出来る機体があれば戦場の監視/観察に役立ちますし、現地近くでの展開ならば短時間での現地入りも可能です。割りとメリットは大きそうですね。ちなみに、この開発計画そのものはDARPAとU.S.NavyのONRとの共同で行なわれている物で、選定されたのはAeroVironment社とNorthrop Grumman社。前者は小型のUAVの開発実績があり、後者は海軍機の開発実績が豊富です。画像はあくまでもコンセプトデザインなのですが、プレデターとオスプレイを足して2で割った様な感じになっています。サイズからすれば、VTOL機能がある様には見えませんが、ネットで受け止める方式とも思えないですね。どういう機体になる事やら。
参照:TERN CONTINUES PROGRESS TOWARD ENABLING SMALL SHIPS TO HOST THEIR OWN UNMANNED AIR SYSTEMS
0 件のコメント:
コメントを投稿