YouTubeにDahir Insaat氏がアップしたのが、未来の世界の猫…じゃなくて、高層ビルの火災に対応する消防車のコンセプトモデルです。現在の都市型火災で危惧される事に、周辺道路の渋滞によって消防車が現場に着くのが遅れる事、はしご車でも届かない高さでの火災がありえる事があります。それをともに解消しようと言うのがこのコンセプトモデルで、現在の消防車とは一線を画したデザインになっています。この車両は、混雑時でも自動車間を利用して移動できる様に、背が高い足を装備しています。いざとなったら、前後二脚の足の先の動輪で移動して、本体は車の上を通過すると言う手法がとれます。また、本体内には有人ドローンが収納されており、ポンプ車やはしご車でも届かない高層階の消火や、人命救助を行なう事ができます。これならば安心と言いたい所ですが、現実には厳しい面がいくつもあり、実現するには乗り越えなければならない事も多そうです。車の車間距離や車高は一定ではないし、風が吹いている時には有人ドローンの利用が難しい等は誰でも考えつきますから。それでも、コンセプトモデルとして、一石を投じるものであるのは間違いなく、緊急車両を製作している各メーカーには一考していただきたいとは思います。
参照:Fire truck of the future.
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