Raytheon社から、同社の高エネルギーマイクロ波システムと高エネルギーレーザーシステムが、米陸軍との実験で計45機のドローンを撃墜したと発表しています。内訳はマイクロ波システムが一度に2〜3機ずつ、計33機撃墜。レーザーが12機の追跡と撃墜に6発の迫撃砲弾の破壊になります。まぁ、オタクなイメージにある様な、一瞬の照射でターゲットを爆破するとか、「薙ぎ払え!」にはほど遠いイメージですが、今の技術でもドローンを撃ち落とす事まではできる様です。あちらの発表ではDune Buggyに積載していた様なので、かなり小型化もされています。またバギーに搭載する事で機動力も高くできますので、多方面からの接近にも対応し易いかと思います。先だって、ロシア軍が世界初のドローンによるゲリラ攻撃を受けた事からもわかる通り、小型ドローン対策は現在の軍隊にとっては急務となりつつあります。小型ドローンならばゲリラでも大量投入が可能なので、例え1機あたりの攻撃力が低くても、脅威となり得てしまいます。逆に、ドローンの積載量では、人的被害を大きくする事の方が重要なのかも知れませんが。国内の自衛隊でも、そう言った研究はなされているかも知れませんね。
参照:High-power microwaves and lasers defeat multiple drones during US Army exercise
0 件のコメント:
コメントを投稿