エミライ社から、リボン振動板で全面駆動するモニターヘッドフォン「SR10a」の一般販売が行われます。従来はクラウドファンディングのmakuakeでのみ販売していましたが、一般にも売り出すこととなりました。米国のプロ用音響機器メーカーrequisite AUDIO ENGINEERING社と、セルビアの高級リボン振動板メーカーのRAAL社のコラボプロジェクトで、300Hz〜30KHzの再生帯域を持つTrue-Ribbon振動板を採用しているのが特徴です。リボン振動板は再生音域に優れると同時に、繊細な音の再生や音の抑揚も再現することが可能な振動板です。国内ではスタックス社がこの種の製品を扱っています。リボン振動板を採用したヘッドフォンは、駆動方式の関係上、専用のアンプを必要としますが、この製品もアンプ同梱のセットとなっています。そのため、ワイヤレス化はかなり難しいですね。頭部への装着は、一般的なヘッドフォンと同じです。ハウジングは前面/背面ともに密閉されていないオープンエアバッフル構造となり、ハウジング内での余計な音の反射がなくなる事で、本来あるべき音場の再生を可能にしています。アンプとヘッドフォンを収納するペリカン社のケースが付属しますので、拠点間の移動は見た目ほど辛くはなさそうです。10月09日からの販売が予定され、店頭予想価格は42万円前後とのことです。
参照:革命的リスニング体験をもたらす「SR1a」
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