オーディオテクニカ社から、真空管とトランジスタを組み合わせたハイブリッド方式のヘッドフォンアンプ「AT-BHA100」が販売されます。プリアンプ部に真空管ECC83S、パワー・アンプにパワートランジスタを配した構成で、これを左右のホット&コールドの計4基の独立したアンプとして使用しています。これによりクロストークの発生を防ぎ、左右のセパレーションも向上します。アンプ部に使用される真空管は、実在と放熱の両面から縦置きにするのが一般的ですが、この製品では横置きにすることでスリム化して、空冷用のスリットを設けることで放熱に対応しています。消費電力は25W程度のようなので、これでもなんとかなるでしょう。ヒーターの赤色光はスリットから漏れる程度で、ほのかな明るさになります。ちょっと残念。デジタル入力はなく、RCAピンプラグによるライン入力とXLR端子による入力を備えます。出力はアナログライン出力のほか、XLR4ピンバランスヘッドフォン出力、4.4mmφバランスヘドフォン出力、6.3mmφステレオヘッドフォン出力を2基備えます。対応するヘッドフォンのインピーダンスは16〜600オームになります。入力の周波数特性は10Hz〜100KHzで、十分にハイレゾ音源を鳴らすことができます。電源はアダプタ形式になります。10月23日からの販売が予定され、店頭予想価格は120000円前後とのことです。
参照:バランスドヘッドホンアンプ「AT-BHA100」
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