鉛筆は一度書いたものでも消しゴムで消せますが、ボールペンの場合にはそうんなに簡単ではありません。今でも販売されていますが、通称砂ケシと呼ばれる一種のヤスリで紙毎削る方法か、修正液/修正テープで上から改めて書ける様にするしかありませんでした。と言う訳で、パイロットから、摩擦熱で書いた文字を消すボールペンの、ビジネス用途向けがリリースされていました。このボールペンの特徴は、熱によって消えるインクが採用されている点と、摩擦熱を発するためのキャップが装備されている事です。操作としては、鉛筆を消しゴムで消す要領と同じで、書いたところを専用のラバーでこするだけです。ただし、消しゴムのカスがでない事、何度でも書いたり消したりできる事、何よりも、狭い範囲の書き/消しが可能な事でしょう。ラバーは摩擦熱を発するためだけですから、逆に熱を発する事が出来るのならば、他の方法でも消去は可能です。極端な話、ピンポイントで消す事も可能でしょう。メーカー希望小売価格は1575円(税込み)で、替芯と換えラバーも別に用意されています。
正直に書けば、書面として残しておける証拠として使われる様な場面では、使えないどころか使ってはいけないボールペンです。でも、そうでない場面では、ボールペンの書き味が滑らかなことから、しばしば使われるメモ書き程度の用途には重宝します。
参照:フリクションボール ビズ
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